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もし留学先でホームシックになったら?私が経験したホームシックの原因とその対処法
「私は大丈夫!ホームシックなんてならない!」と思っている人でも突然やってくるホームシック。程度の差はあれど、一度なってしまうと結構辛いものです。ここでは、私が思う、私自身のホームシックの原因と、私自身が試してみた克服法をご紹介します。
ドイツ生活2か月目、突然のホームシック!
ドイツ生活2か月目を迎えた日、私は旅行でベルリンにいました。実はその旅行に出る数日前から、少し違和感のようなものがありました。言葉にすると難しいのですが、何か胃のあたりがむかむかするというか、とにかく変な感じでした。それでも旅行中はユースホステルでアメリカ人のカップルと仲良くなったり、ベルリンの街並みを見たり、楽しくすごしていました。しかし、ベルリン旅行3日目、突然孤独感が襲ってきました。涙が止まらず、美術館の中のベンチで座り込んでしまいました。気づけばただ「帰りたい。日本にいる家族、恋人、友達に会いたい。」という思いで頭がいっぱいになっていました。この状態はその後1~2週間ほど続き、その間はご飯もあまり食べられず、よく寝れず、苦しい思いをしました。
なんでホームシックなるの?その原因とは…
ホームシックの原因については、人それぞれだと思います。食べ物や習慣の違い、友達がまだ少ないこと、慣れない海外生活、何が原因となってもおかしくありません。 私の場合は、日本人の多い街に来たことが一因であったように思います。日本人の多いところと聞くと、一般的にホームシックにならないイメージがあると思います。
ですが、日本人の多い街で日本人の友達が少ない場合、日本人との距離の取り方、仲良くなり方などを忘れてしまいます(笑)私は語学学校に日本人のクラスメートがいなかったため、日本人と話す機会がもともと少なかったのです。自分としても、外国人と話すほうが気が楽だったのと、語学上達のためにも日本人とつるまないほうがいいと思っていたので、学校に通っている時点では特に問題はありませんでした。
2か月語学学校に通ったあと、アルバイトを始めることにしました。そこはとある日系企業の事務バイトだったのですが、オール日本人、オール日本語の世界でした。人数が少なく、狭い世界な分、ある意味日本の企業よりも日本っぽい閉ざされた世界でした。新しく出会った人とのよそよそしい距離の取り方、敬語…。ある意味、逆カルチャーショックだったのかもしれません。仕事に行くと思うと辛く、なんでドイツに来たのだと自問自答するように。そのバイトは結局1か月で辞めてしまいました。このように、外国人ばかりでそこそこ楽しかった語学学校が終わり、すぐに働くだけの生活になってしまったこと、そこが日本人社会だったこと、日本人同士での人間関係の難しさなどが重なり、気づかぬうちに精神的に追い込まれたことが、私のホームシックの原因だと思います。
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辛いホームシック、どうやって対処する?
家に居たらとにかく暗いことばかり考えてしまうため、外に出て気分転換するようにしました。カフェで店員さんと話せば、寂しさも紛れるうえ、語学の上達にもなります。友達と食事に行って相談したりもしました。 さらに、日本にいる家族、恋人、友達ともスカイプなどでたくさん話しました。その際、意地を張らず、素直に「今自分はホームシックで辛い」と打ち明けるようにしました。
言ったからといってどうなるわけではありませんが、自分の気持ちを吐き出すことができるのとできないのでは大きく違います。辛い状態はしばらく続きましたが、幸い、今はどうにかホームシックから抜け出せたようです。とにかく外に出る、人と関わることが大切だと思います。また、忙しく過ごすことも重要です。私も、来週からはドイツ人・日本人両方いるアルバイト先で働きながら、語学学校の夜コースに通う予定です。
まとめ
ホームシックは、自分の海外生活を見直すきっかけにもなります。「どうして辛いのか、どうして帰りたいのか」を自分自身に問いかけることにより、「そもそもどうして来たのか、自分の海外生活の目的は何なのか」を明確にすることができます。そこから自分自身を成長させることもできるでしょう。ホームシックは辛いですが、同時にチャンスでもあると思います。乗り越えられたら、人間的にも成長できます。頑張って乗り越え、楽しく充実した海外生活にしましょう!