スピフルとパタプラの違い|自分の弱点・レベルに最適なのは〇〇だった
【体験談】ビジネスで通用する英語力を身につけるために、スピフルとパタプラを実践。それぞれの特徴、好きなポイント、うーんだったとポイントをまとめました。どちらの教材にチャンレジするか迷っている方に参考になればうれしいです。
教材レベルや学習方法が全く違う
『 スピフル 』と『 パタプライングリッシュ(以降パタプラ) 』を比較検討した結果を紹介します。
同じビジネス英語のスピーキング教材といっても、レッスン内容や学習方法が違えば、効果は異なると実感しました。
「スピーキングのどんな部分を克服したいのか」
「文法の基礎から学びたいのか、応用する力を身につけたいのか」
など、目的やレベルによってどちらが“今の自分に必要なのか”は変わると思います。
実際にどちらも取り組んでみて、難易度は「スピフル < パタプラ」です。
どうしてそう感じたのかはこの後に詳しく書くので、最後まで読んでいただけると嬉しいです。
スピフルとパタプラの特徴をカンタン比較
- | スピフル | パタプラ |
---|---|---|
形式 | ブラウザ(アプリなし) | iOS, Android,ブラウザ |
対象レベル | 公式サイトに明記なし | TOEIC800点以上の中上級者 |
学習方法 | ・口頭英作文 ・独り言英会話 |
・パターンプラクティス×チャンク ・リピーティング |
料金 | 月額5,478円(税込)/サブスク型 | 49,800円(税込)/買切り型 |
※2025年1月現在の情報
※スピフルは12ヶ月プランだと、月々3,831円(税込)/ 総額45,980円(税込)になります。
それぞれの内容・レベルはどうだった?
最初は同じビジネス英語に特化した教材なので、そんなにレベルや内容に差はないのかなと思っていました。
どちらもレッスンの取り組み方が違うので、実際にやってみると「全く違う・・・」と感じています。
スピフル:レッスン内容・レベル
スピフルを始めたときに驚いたのが、日常英会話のレッスンもあることです。
ビジネス英語特化のサービスだと思っていたので、幅広いレベルの方が利用できると思います。
ビジネス英語レッスンにもbe動詞から学習でき、文法のおさらいが可能です。
レッスンで分からなかった箇所について、AIのスピフル先生に質問できます。
個人的にここ数年、英語学習から遠ざかっていたので、レッスン後にすぐ質問できるのはすごく助かりました。
1レッスン10問なのも取り組みやすくて良かったです。 ただ、私は日本語を英語にするのが苦手で、最初はとっさに出てこなくて本当に苦戦しました。
パタプラ:レッスン内容・レベル
スピフルの基礎も学習できるのに対してパタプラは、TOEIC800点以上の中上級者向けと記載してある通り、文法や構文の細かい解説はありません。
理解している前提でレッスンが進みます。
今まで文法学習をしてきた方であれば、出てくる文法や構文は難しくはないと思います。
しかし、パタプラは音声完結のスピーキング教材です。
テキストで見ると分かるし、カンタンだと思うのに言えないんです・・・。 文字に頼らずに口頭練習するのがこんなに難しいのかとショックを受けました。
“instruct” “show” “teach” の違いについてや、この表現は部下と親しい同僚には使えるけど上司には失礼など、ビジネスシーンで役立つ情報が盛り込まれているのはすごく有難いです。
学習方法が全然違う?期待できる効果とは
前述で書いた「内容とレベルが違う」と思った一番の要因は、 そもそもの学習の取り組み方が異なり、期待できる効果に違いがあると感じたからです。
スピフル:AIを駆使、テンポの効率的に学習
口頭英作文と独り言英会話の2軸で学習していきます。
①口頭英作文
日本語の例題がでて、それを瞬時に英語で発話するレッスンです。(瞬発力が身につく)
最初は苦戦しました。時間内に発話してないといけないため、文頭がパッと出てこないと時間がどんどん過ぎてしまいます。
慣れてきたら、1レッスンあたり10問なのでテンポ良く進められます。 何より自分が発話した内容を瞬時に採点されることで、弱点を可視化できるのが良かったです。
②独り言英会話
お題に沿って自由に話して、それをAIが添削してくれるレッスンです。(スピーチ力が身につく)
実際に話そうと思うと英語が出てこず、すごく良いトレーニングだと感じました。
さらにAI添削で「この場合、こう言えばいいんだ!」と答え合わせができ、公式サイトに書いてある通り「表現の正解がわかる」のは本当に役立ちます。 添削理由も記載されるので、表現の理解度が増しました。
ただ、キレイな英語に直されるため、「この発話内容は間違っているの?」「この言い方って回りくどくないのかな?」という疑問は生まれるかもしれません。 (私はオンライン英会話の先生に確認していました。)
パタプラ:音声完結、文字に頼らないトレーニング
独自メソッドの「パターンプラクティス×チャンク」を軸に、それをリピーティングという発話法で口に出して練習をします。
①パターンプラクティス×チャンク
いろんな構文の型を練習するパターンプラクティスと、“that implementation plan for structured OJT ” のようなチャンクと 呼ばれる言葉のカタマリを組み合わせた学習法です。(文章の組み立て力が身につく)
単語ごとや1フレーズで理解/発話するのではなく、チャンク(言葉のカタマリ)で意識して話す練習の重要性を実感しました。
今まではそのまま丸暗記して使ったり、「Would you tell him… how to deal…with new clients?」みたいに変な間があったりしましたが、 以前よりスムーズに文章を組み立てながら話せるようになったと思います。
②リピーティング
音声を聞いて、その音声をマネして繰り返す練習をリピーティングと言います。 先ほど紹介した構文の型とチャンクを、このリピーティングで実際に声に出して習得していきます。
英語を英語のままで語順を理解して、それを口に出す必要があるので負荷がすごいです。(英語の回路が身につく)
テキストを見ないで音声のみで取り組むべきなのですが、初回レッスンは未だにテキストを何回か確認してしまいます。 ただ、必死に聞き取ろうとするので、リスニングも鍛えられていると思います。
どっちがお得?スピフルとパタプラの料金
料金は大差ないと思います。
買切り型とサブスク型で異なりますが、スピフルの12ヶ月プランは税込45,980円なので、パタプラの税込49,800円とあまり変わりません。(英語学習は数ヶ月で終わるものではないと思うので)
価格だけでどちらがお得かと比較するのは難しいですが、集中して1〜3ヶ月取り組むならスピフルの月額制がコスパが良いと思いました。
パタプラは全レッスンを8〜9周することを推奨しているのと、通常レッスン以外にも応用レッスンなどがあるので、最低でも半年から1年は使いそうだなと感じています。 やり込み要素がたくさんがあります。
強いて言うなら、短期集中ならスピフルがお得、ずっと使うならパタプラがお得。 個人的にどちらの教材がお得かより、それぞれのレッスン内容やレベル、学習方法に着目していただきたいです。
ここが好き!スピフルとパタプラのおすすめポイント
使っていて、「もっと早く出会いたかった」と思ったおすすめポイントを紹介します! 本当はもっとあるのですが、紹介しきれないので特に好きだと思ったものを厳選しました。
スピフル:AIスピフル先生で効率が上がった
レッスンで疑問に思ったことをすぐに質問できるのは、文法学習に最適だと感じました。
ちょっとした疑問を都度、自分で調べるとなると時間がかかるので、AIのスピフル先生はすごく活用できます。
上記のスクショは、“Even thoght” と “Although” の使い分けってどうしたらいいんだっけ?となり、質問したものになります。
今まで特に意識せずにどちらも使っていたので、“Even thoght” の方がカジュアルだと確認ができて「なるほど〜!」となりました。
文法学習は1人でやるより、先生と一緒にやることが効率的だと思います。
とは言っても、オンライン英会話はだと時間が限られているので、手軽に自分のペースで学習できる点がお気に入りです。
パタプラ:英語→英語の反復練習で着実に身につく
パタプラのレッスンは、ほとんど英語だけで進んでいきます。
初回レッスンと復習用レッスンがあり、初回レッスンではダイアローグやチャンクの意味などで1回だけ流れますが、基本的に日本訳があるのはその時くらいです。(ニュアンスの違いの解説などが流れるレッスンもあり)
以前に日常英会話のスピーキングが伸びたと感じたのが、英語を英語で学んだときだったので、 パタプラをやって改めて日本語を介さない学習が自分には最適だと感じました。
あと、これでもかってくらい反復/復習練習します。最初は「え、まだ繰り返すの?」と思ったくらいです(笑)
その圧倒的な反復/復習練習で、初回より復習1回目、復習1回目より復習2回目....と着実に身についていっているのを体感できます。
ここが残念?スピフルとパタプラの惜しいポイント
もっとこうだったらいいなと思った願望を書きました。
スピフル:ブラウザよりアプリ版が欲しい
ページ毎に読み込みのスピードが違ったり、操作ミスが発生してしまったりと、学習しづらかったです。
ちょっとしたことですが学習意欲が削がれるので、内容以外のこういうシステム上の学習ストレスが軽減されるといいと思いました。
表示速度や操作性はやはり重要だと思うので、今後アプリ版がリリースされることを期待しています。
パタプラ:思っていた以上に学習時間が必要
パタプラは通常レッスン以外にも、つぶやき応用レッスンや会議の英語に特化したレッスン、テスト機能など、コンテンツがめちゃくちゃ多いです。
上記のスクショの通り、その日やるべき推奨レッスンが表示されます。
いつ何をすればいいか悩む必要がないのは魅力的なのですが、計5本(初回レッスン1本、復習レッスン3本、会議の英語1本)が表示された日は少し大変でした。
ノーマルモード、マイペースモード、ハードモードといったように、利用者ごとに合った学習モードが選べるようなアップデートを期待しています。
結局どっちが良かった?スピフルとパタプラ
この学習方法が正解で、こっちの学習方法は間違いというのはないと思っています。
現時点の英語力、そして改善したい点で、自分にとっての最適な学習方法は都度変わると思います。
今の自分にはパタプラが合っている
一個人の意見になるので、すべての方に当てはまるわけではありませんので、ご参考程度に読んでいただければ幸いです。
最初はスピフルをメインに取り組んでいましたが、今はパタプラに切り替えています。 理由は、“日本語で考えてから英語にして話す癖”をどうにかしたかったからです。
となると、英語→英語で学習できるパタプラが、今の自分にとって最適だと思って取り組んでいます。
しかし、久しぶりの英語学習だったのもあり、文法を復習したいと思っていたので、最初にスピフルをして良かったと感じています。
同じように英語学習にブランクがあって文法のおさらいをしたいなら、スピフル→パタプラが良いかもしれません。
まとめ
今回はスピフルとパタプラに焦点を当てましたが、たくさんの英語教材があるので、 1つの教材に依存しすぎずに、自分の弱点やレベルに合わせて柔軟に学習していきたいです。
とりあえず推奨レッスン回数が終わるまではパタプラを取り組みつつ、他に最適な教材があればチャレンジしたいと考えています。
結果的にどちらも利用してみて良かったです。
それぞれ取り組んだことで改めて自分の弱点が分かり、それをカバーできる効果が期待できるかで最適な学習方法を知ることができました。
スピフルとパタプラどちらも試すことできるので、ぜひどちらも試して自分にとっていいかチェックしてみてください。
スピフル:7日間無料体験あり
7日間で効果を実感することは難しいですが、口頭英作文と独り言英会話がどんなものかは十分に試せます。
ぜひAIスピフル先生を利用してみてほしいです。
パタプラ:60日間全額返金保証あり
一度、購入処理をする必要がありますが、60日もあれば一通りのコンテンツを試せます。じっくり吟味できたのは本当に良かったです。
返金申請も専用ページからカンタンにできる仕組みでした。