Study Abroad Canada College

【学校スタッフにインタビュー】「人」が魅力のプリンスエドワード島で働きたい!猛アタックでSACCのスタッフに!

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Study Abroad Canada College(SACC)は、「赤毛のアンの島」として有名なカナダ・プリンスエドワード島にある唯一の語学学校です。自然が豊かで、治安が良く、気さくで温かい人達が住むプリンスエドワード島が大好きで、留学生から学校スタッフになって島に移住した勤続10年の日本人スタッフにお話を伺いました。

猛アタックで学校スタッフに!

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▼Study Abroad Canada College(SACC)スタッフ・プロフィール

  • Takinoue(瀧ノ上) Satomiさん
  • 日本で子供向けイベント会社に勤務(お客様対応責任者)
  • カナダ・トロントへワーホリで渡航
  • ワーホリ中、夏の間だけのつもりでSACCに就学
  • プリンスエドワード島に魅せられ移住
  • 2015年~、SACCに勤務

(2024年6月現在)

▼Study Abroad Canada College学校紹介動画

YouTube

――瀧ノ上さんは、もう10年近くStudy Abroad Canada College(SACC)で学校スタッフをされているのですよね。

はい、2015年から働いています!
2014年頃から、学校に猛アタックして、最初はボランティアとしてSACCに携わっていました。

――「猛アタックして」というのは、どういうことでしょうか?

元々は、SACCの生徒でした。トロントへワーホリに来ていた時に、夏の短期間だけプリンスエドワード島に来て、SACCに通いました。
その時に、島の美しさ・人の温かさ、学校のすばらしさにすっかり魅了され、「ここに住みたい!」「この学校で働きたい!」という思いが生まれました。

学校からはSatomiのポジションはないと言われていたのですが、「それなら試しにボランティアさせて!」と無理にお願いして、猛烈アタックを続け、 採用が決まりました。

――実は、その頃に、私は瀧ノ上さんからFacebook経由でメッセージを頂いたことがあるんです。

私も大学生の頃に2週間だけSACCに通ったことがあり、それから10年以上経った2014年に、瀧ノ上さんからメッセージが届きました。

「SACC20周年記念をお祝いするためにSACCの元生徒さんに連絡をしています」という内容だったのですが、 私がSACCに通ってからもう10年以上も経っているので、私の詳しい個人情報は学校には残っておらず、 ファイルで保存されていた写真と感想文を頼りにFacebookで私を見つけ出して、メッセージをくださいました。

すごい執念だと思いました(笑)。

当時は、どうにかして学校に採用してもらうために、とにかく成果を出そうという作戦でした。作戦成功です!(笑)

コミュニケーション能力向上のために留学を決意

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――SACCに通われた当初は、夏の間だけプリンスエドワード島に滞在する予定だったのですよね?

はい。当時はワーホリでカナダに来ていて、トロントの語学学校に6ヶ月申し込んでいました。
トロントに到着した最初の1ヶ月、ホームステイをしていたのですが、そこのステイ先はホームステイというよりは寮のような感じで…。 大きなお家で、生徒が食べる場所とホストファミリーが食べる場所も違って、ファミリーと顔を合わせることもほとんどありませんでした。
そこで、こういう感じであればホームステイという名目にお金を払う意味もないと思い、結局日本人家族のところで安く滞在をし始めました。

学校でも、私の英語力が低かった上に、日本人生徒さんも多く、結局英語を使う努力をせず、ずっと日本語を話している、という状況に陥りました。

2ヶ月が過ぎ、「このままでは、1年間何も得ず、甘えたまま過ごしてしまうのでは?」と思い、トロントの語学学校を休学して、 一度日本人の少ない場所で勉強してみたいと思い、夏の間だけ、プリンスエドワード島へ行きました。
夏が終わると、トロントに戻り、残りの4ヶ月間、元の語学学校に通いました。

――プリンスエドワード島へ行くまでには、そういう経緯があったのですね。 トロントへワーホリに行く前までは、何をされていたのですか?

日本で、子供向けイベント会社で、営業・社員教育・アルバイト採用・お客様対応責任者をしていました。
英語を使うことは全くありませんでしたが、人とつながる、コミュニケーション能力が問われる仕事でした。

――何がきっかけで、カナダ・トロントへ行こうと思ったのでしょうか?

留学しようと思ったのは、コミュニケーション能力を強化するためです。
日本で働いていた時、社員やアルバイトの子たちにお客様の対応の仕方を教育したり、クレーム対応担当をしていました。 教育をしていくうちに、私自身、更にレベルアップしたいと思うようになりました。
その時に、英語が全くできない私が、英語環境の中でどうやって人とつながり、コミュニケーションを取ることができるか、という課題を自分に課し、 海外の人のコミュニケーションの取り方を学んで吸収したいと思い、留学を決めました。
社長にもその理由を伝え、1年間休職してカナダへ渡航しました。

行き先をカナダにしたのは、何社か留学エージェントを周った時に、

×イギリスでは私の英語力は低すぎる
×オーストラリアはアクティビティ(サーフィンなど)をしたい人が行く
○カナダは英語レベルが低くても、行ける可能性がある

とアドバイスされたからです。私自身、海外の知識はなかったので、場所には特に固執はありませんでした。

学校スタッフとしてのやりがい

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――晴れて、正式なSACCの学校スタッフとなって、日々どんな思いを持って、お仕事をされていますか?

皆さんが高いお金と貴重な時間をかけ留学するのですから、一人ひとりにとって最高な留学経験をしてもらいたいと心から想っています。
留学中は、楽しいことだけではく、辛い思いや大変な思いもするかもしれません。でもそれも全て、必要で大事な経験です。

壁にぶつかった時にも、その経験の大事さに気づいてもらえるようなサポートをし、日本へ帰る時には皆さんが笑顔で、 「本当に来て良かった」と思ってもらえるよう、そして、何年後かになっても、ふとPEIの時間を思い出し、「幸せな時間だったな」と思ってもらえるよう、 サポートすることが私の仕事です。

――SACCの学校スタッフのお仕事は、瀧ノ上さんの憧れのお仕事だったわけですが、実際にやってみると大変と感じる部分はありますか?

言葉はもちろんですが、言葉以上にコミュニケーションの取り方、想いの伝え方が日本とカナダでは違うので、それに対しての葛藤はありました。

日本人同士だったら、なんとなくわかってもらえるニュアンスがあったり、言葉以上の気持ちを読み取ってもらえることがありますが、カナダでは、 いかにはっきりと、かつ攻撃的にならずに、自分の意思を伝える必要があり、このスタンスには苦労しました。

カナダ人とのミーティングなどで、ただ笑顔で「うんうん。」と頷いていたら、何度も上司・同僚から「結局Satomiは何を考えてるの?」と言われ、 はっきりと自分の意思を伝えることが相手に対しての誠意であり、相手からの信頼を得る方法だということを学びました。とても良い学びでした。

――学校スタッフをやっていて良かったなと思うエピソードはありますか?

いっぱいあります。生徒さん一人ひとりとの関わりが本当に幸せです。 SACCは、生徒さんの年齢層も幅広いので、皆さんとお話をすることで、私も学ぶことがたくさんあります。

壁にぶつかって、悩んでいた生徒さんが、カウンセリングのあと表情も軽くなり、前を向いて、留学生活を楽しんでいる姿を見ると、 学校スタッフをやっていて良かったな、と思います。
また、留学を終え、日本に帰国した生徒さんが何年も経った今でも連絡をくれたり、近況報告をしてくれることも、とっても嬉しいです!

――印象に残っている学生のエピソードはありますか?

皆さん一人ひとり、印象に残っています!
その中のほんの一例ですが、

  • 当時高校生だった子が日本に帰国し、大学を卒業後、どうしても私と同じ仕事をして私のようになりたい、とカナダに戻ってきて学校スタッフをしている子がいます。カナダで就職をするまでの間、そして今でも電話で話をすることがあり、本当の家族のような気持ちで今も応援しています。
  • 到着時はとってもシャイで、英語もビギナークラスだった生徒さんが、10ヶ月間の留学の間、一生懸命ホストファミリーとコミュニケーションを取ったり、保育園に行って折り紙を教えるボランティアをしたり、とにかくたくさん英語を話す機会を作り、帰国する頃には英語はすっかりネイティブ並みになり、今はフライトアテンダントとして頑張っています。
  • 毎年いらっしゃる生徒さんもいます。なかでも東日本大震災で辛い思いをされた方が、この島にやってきて、当校で勉強をし、「また笑顔になれるようになりました!」と言って日本に帰国され、それから毎年、仕事の休暇を取り当校で留学を短期ですがしていらっしゃいます。プリンスエドワード島に来ることを励みに日本で頑張っています!と最高の笑顔で話してくださいます。

載せきれないほど、多くの生徒さんが、私にとっては印象に残っている生徒さんです。

プリンスエドワード島の魅力

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――プリンスエドワード島に来て良かったなと思うことは何ですか?

なんと言っても 「」との関わりです。

この島は美しく、時間もゆったり流れ、そんなところも素敵ですが、それよりも何よりも、です。
日本では知らない人と道端でおしゃべりなんて考えられなかったのですが、この島の人は本当に気さくで温かい人たちです。 買い物に行っても、道端でも、会う人と笑顔で話せることが心を優しくしてくれました。

こんなにも人とのつながりは大事ですてきなんだ」とプリンスエドワード島に来たことで実感できました。

▼プリンスエドワード島紹介動画

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――学校周辺のおすすめスポットや過ごし方を教えてください。

おすすめがあり過ぎて困りますね(笑)。

難しい案件があった時や、忙しい時は特に、手を止めて、お昼休みにビクトリアパークまで散歩をし、ベンチに座って海を見ながら、考え事をしたり、 逆に全く考えないでぼーっとするスポットがあり、穴場です。
大きな教会があり、中に入るととても神聖で心が現れる場所も穴場です。

 

学校から歩いて5分のところにあるHop Yardは、プリンスエドワード島の地ビールが揃っていて、 ビール好きな私には最高の場所です。
そして、ここのメニューは2週間毎にテーマが変わり、テーマによってメニューが変わります。値段もとてもお手頃で、いつ行っても新鮮な食事が楽しめます!
レコードもたくさん置いてあり、自分で好きなレコードをピックアップし、音楽をかけてもらうことだってできるんです。仕事帰りなどに友人と一緒に行って話に花を咲かせています。

SACC、プリンスエドワード島留学の魅力

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――瀧ノ上さんから見てSACCはどんな学校でしょうか?

やっぱり、です!
働くスタッフ・教師はとってもフレンドリーで、チーム一丸となって、生徒さん一人ひとりの性格を把握しながら、サポートしていきます。
生徒さんだけでなく、スタッフ同士でもお互いに思いやっているので、学校内はみんな家族のような感覚です。

――貴校に留学に来る日本人は、どんな方が多いですか?どんな印象をお持ちですか?

年齢性別関わらず、自然が好きな人・自分にしっかり向き合いたい人・ゆっくり過ごしたい人 が多いですね。

▼Study Abroad Canada College校内

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――どういう方にSACCに来てほしいですか?

英語に自信がない方、自分と向き合いたい方、英語力に磨きをあげたい方に来ていただきたいです。
忙しい毎日を過ごしている方にも是非!
プリンスエドワード島は、忙しい毎日から抜け出し、一度立ち止まって、大きく深呼吸できる、そんな時間を過ごすことができる場所です。

フレンドリーな島人に触れるので、英語を使う機会は学校外でもたくさんあります!
道を歩いていて、通りすがりの人に「Hello!」と声をかけられることも日常茶飯事。英語力・コミュニケーション能力アップしたい方にもおすすめです!

▼Confederation player(街中で繰り広げる劇で島の歴史やエピソードを紹介するプログラム)

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――まだ英語や環境に慣れない留学開始時は、話しかけられた後の返答の仕方が分からず、 誰でも親しく話しかけてくることに戸惑いを感じる方もいると思います。初対面の人と英語で上手くコミュニケーションを取るコツはありますか?

私も英語力がなく、海外経験がありませんでした。でも、大丈夫でした!
笑顔で「Hi!」と言えるだけでいいです。「Hi」「Thank you」「Sorry」「Excuse me」「Great」 を相手の目を見て言えるだけで、ばっちりです。

あとは、「英語を理解しなきゃいけない」「英語わからなくて相手に申し訳ない」という気持ちをなくすことです。 こういう気持ちが緊張につながり、緊張すると英語がさらにわからなくなります。
肩の力を抜いて、英語がわからなくて当たり前、と思えるようになると、留学している期間の一瞬一瞬を楽しめるようになります。

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瀧ノ上さんからメッセージ

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――留学を考えている人・迷っている人にメッセージをお願いします!

一番難しいのが最初の一歩。留学に行く!と決める最初の一歩はなかなか踏み出せないものですよね。
ただ、この一歩さえ踏み出せば、そこには想像していなかった、かけがえのない時間が待っています。
その一歩を勇気を出して踏み出せば、価値のある留学経験を当校ですることができます。

一生涯の素晴らしい思い出ができ、あなたにとって必ず糧になる体験ができますので、是非SACCへいらしてください!
皆さんの人生の1ページに、そして次に繋がる大事な1ページになるよう、サポートをさせてもらえること、楽しみにしています!

SACC誕生の背景と日本との関係

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日本から遠く離れたプリンスエドワード島にあるStudy Abroad Canada Collegeですが、実は日本と深い関わりがあります。

SACC創業者の一人であるヘレン・グリーンさんは、1991年から2年間、日本の兵庫県伊丹市に住み、英語を教えていました。
その時住んでいた家の近所に、テライ・ハルミさんという日本人女性のお宅があり、ハルミさんはヘレンさんに日本料理や文化、日本語を教えてくれたそうです。
ハルミさんは、ヘレンさんだけでなく、彼女の友人・家族も、自分の家族のように、いつでも笑顔で迎え、おいしい日本料理を振舞ってくれました。

1994年、日本で経験したことを胸に、カナダ・プリンスエドワード島に帰国したヘレンさんは、SACCを開校しました。
開校するにあたってヘレンさんが目標としたのは、「自分が日本で体験したことと同様の機会と経験を学生に提供する」というものでした。

実際に、SACCでは、仲介業者に頼らず、学校自身でホストファミリーの選定を行っており、ホームステイの評判が良い学校です。
ホストファミリーが、各生徒の学校までの送迎を毎日行うので、未成年の方や初めての留学の方でも安心して学校生活を送ることができます。

▼ホームステイの様子

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インタビューを終えて

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瀧ノ上さんのお話から、プリンスエドワード島はとにかく人が温かいことが伝わってきました。

確かに、私のたった2週間のプリンスエドワード島での留学生活を振り返っても、ホストファミリーをはじめ、たくさんの地元の方に温かく迎えられ、 話しかけていただいたのを覚えています。

これこそがSACC創業者の一人であるヘレン・グリーンさんが目指したものなのではないかと思います。

Study Abroad Canada Collegeの基本情報

創立年 1994年
住所 223 Queen Street,, Charlottetown,, PE C1A4B7 Canada
電話番号 +1-902-628-2379
国籍割合
(年平均)
中南米 30% / 韓国 20% / 日本 18% / カナダ・ケベック州 11% / 台湾 10%
日本語対応
ウェブサイト https://www.studyincanada.ca/

※記事内容・学校情報はラングペディアが学校に確認した段階での情報です(2024年6月現在)。
現在は変更されている可能性があります。

この学校への問い合わせ

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名称 Study Abroad Canada Language Institute(スタディー・アブロード・カナダ・ランゲージ・インスティチュート)
国・都市 カナダ  / プリンスエドワードアイランド州  / シャーロットタウン
学校形態 語学学校
住所 223 Queen Street, Charlottetown, Prince Edward Island C1A 4B7 Canada
電話番号 +1-902-628-2379
公式サイト http://www.studyincanada.ca
口コミサイト https://ablogg.jp/school/15786/

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