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イタリアに来るなら知っておきたい!ヨーロッパ史に残るイタリアの貴族7選

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ここではイタリアに行くなら絶対に覚えておきたいイタリア史に残る貴族をご紹介します。

メディチ家(Casa de' Medici)

メディチ家は、誰でも1度は耳にしたことがある、イタリアいちの貴族ではないでしょうか? 1300年代後半から銀行業で成功を収め、ヨーロッパ有数の大富豪となりました。中でも事業を通じて手に入れた富で、芸術への投資を惜しみなく続け「ルネサンス」という芸術文化を育てたことで有名。国民からの支持もとても高かったようです。

メディチ家にまつわるものは、フィレンツェに行けば一気に見ることができます。中でも当時の住居であったヴェッキオ宮殿は、豪華絢爛で、現在でもイタリアの女の子たちの憧れの結婚式場のひとつとされています。

パッツィ家(Pazzi)

パッツィ家は、メディチ家よりも先に富を築き、同じ激動の時代を生きた、イタリアの富豪です。ともに銀行業で成功を収めた為、そのライバル性は、歴史上、何度も大きな事件の火種となります。中でも「パッツィ家の陰謀」は有名。当時、国民から絶大な人気を博していたメディチ家兄弟を、パッツィ家が暗殺しようとした事件で、もともと高慢がゆえに国民からあまり支持を得られていなかったパッツィ家は、さらにメディチ家に水をあけられる形となります。

サヴォイア家(Casa Savoia)

1861年、それまで小さな国の集合体だったイタリアを統一して1つの国にした人物こそがサヴォイア家です。国民からの支持も厚く、ゆかりの施設は、北イタリア・トリノに現在でも数多く残されています。なんと、末裔の一人はテレビタレントとして活動中!日本の番組への出演経験もあるんですよ!

ヴィスコンティ家(Visconti)

ヴィスコンティ家は、1200~1300年頃栄えたミラノの貴族で、ミラノが栄えるきっかけを作りだしました。私たちにとって最もなじみ深いヴィスコンティ家にまつわるものと言えば「車」。イタリアの人気メーカー アルファロメオのエンブレムは、ヴィスコンティ家の紋章がベースとなっているからです。

ちなみに戦前のエンブレムには、サヴォイア家の紋章も・・・。車好きな方は、是非アルファロメオの歴代エンブレムもチェックしてみてください。

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スフォルツァ家(Sforza)

スフォルツァ家はヴィスコンティン家の後、15~16世紀にミラノなどを支配した貴族です。

もともとは農民出身だったのですが、スフォルツァ家に仕えたことがきっかけで、シンデレラストーリーを紡ぐことになりました。ヴィスコンティン家の継承者が途絶えた折、フランチェスコ・スフォルツァがヴィスコンティン家のビアンカと結婚したことがきっかけで徐々に力を付けることに。現在、ミラノの観光名所として有名なスフォルツェスコ城はスフォルツァ家が再建に関わったことで有名です。

ボルジア家(Borgia)

その激動の史実がドラマ化され、日本でも知名度を博したボルジア家。スペイン系の貴族で、メディチ家らが栄えた15世紀末から16世紀初め頃、ローマで権力を握っていました。目的の為なら手段を選ばないボルジア家の歴史は、Cantarella(カンタレッラ)という毒薬が数々の事件のキーワードとなります。波乱万丈の歴史ドラマがお好きな方は是非彼らの歴史を紐解いてみてください。

ボルゲーゼ家

ローマに行ったことのある人ならボルゲーゼ家は知らなくともボルゲーゼ美術館という言葉は耳にしたことのある方もいらっしゃるのではないでしょうか?1200年代前半から外交官等の国家の重要な職務を通じて、トスカーナ州・シエナで力を付けていき、ローマへ移住した名家で、一族のコレクションを展示したものこそが、まさにボルケーゼ美術館に飾られた美術品なのです。美術館来館時は、当時彼らの別荘として使われていた建物自体も必見ですよ!

最後に

今回ご紹介した貴族たちは、日本史でいう足利家、徳川家・・・のような超が付くほど有名な名家です。最低限の教養として覚えておくと、イタリア滞在がもっと色濃いものになるでしょう。是非お役立てください。

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