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ローマの愛称は知ってる?イタリアの都市の愛称7選
ニューヨークを「ビッグアップル」と称したり、日本でも大阪を「食い倒れの街」と称したりなど、世界のあらゆる都市に愛称がありますが、イタリアの幾つかの街でも愛称が存在します。ここではその中から特に日常的によく使われるものを厳選してご紹介します。
Città eterna(ローマ)
「Città eterna(チッタ エテールナ)」はローマのこと。日本でも「永遠の都」の訳でおなじみの愛称です。これ以外に「Caput Mundi(カプト ムンディ)」も有名。こちらはラテン語に由来するもので「世界の首都」と訳され、世界中に浸透しています。
Serenissima(ヴェネチア)
「Serenissima(セレニッシマ)」は晴天を意味する「Sereno(セレーノ)」の最上級で「最高に晴れている」ことを表します。転じて、ヴェネチアの崇高さを表す愛称となりました。これ以外に「La regina dell'adriatico(ラ レッジーナ デッル ァドリアーティコ/アドリア海の女王)」も有名。こちらは日本でも時々耳にすることがあるかもしれません。
ちなみに日本でよく言われる「水の都」という愛称は、イタリアでは「La città sull'acqua(ラ チッタ スッル ァックア)」といいます。
La Superba(ジェノヴァ)
「La Superba(ラ スペールバ)」はジェノヴァのこと。中世の頃によく使われていた愛称で、当時金融業で莫大な富を築いていたジェノヴァの特長に由来します。意味は「誇り高き都」。現在の「ジェノヴァ人=ケチ(Avaro)」といった汚名とは、まるで正反対な点が興味深いです。
La dotta, la grassa, la rossa(ボローニャ)
「La dotta, la grassa, la rossa(ラ ドッタ ラ グラッサ ラ ロッサ)」はボローニャのこと。直訳は「学び、太っちょ、赤」で、それぞれ学園都市である点、美食の都市である点、赤レンガの街並みが美しい都市である点を表しています。
ボローニャといえば「ボロネーゼ」「ボロニアソーセージ」等、都市名を冠した世界的名物がいっぱい!是非その目でこの3つの特長を確かめに来てください。
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La città delle 500 cupole(ナポリ)
「La città delle 500 cupole(ラ チッタ デッレ チンクエチェント クーポレ)」はナポリのこと。青い海や美味しいピッツァばかりに興味が行きがちですが、ドーム型天井(クーポレ)の見事な史跡が、街にはいくつも建ち並んでいます。
La città dei fiori(フィレンツェ)
「La città dei fiori(ラ チッタ デイ フィオーリ)」は直訳すると「花の都」。そう、フィレンツェのことを表します!・・・と言いたいところですが、イタリアにいると、フランスの首都パリを「花の都」と言う人の方が多め。
フィレンツェは「花の都」「芸術の都(Città d'arte/チッタ ダ ァルテ)」等、旅行者向けにはたくさんの愛称が存在するのですが、どれも地元民はあまり使っていない印象です。
日本でよく使われる「天井のない美術館」の愛称も「天井の無い(Senzatetto/センツァテット)」がイタリア語では「ホームレス」に当たる、ほとんど使われている場面に遭遇したことがありません。
Città Ambrosiana(ミラノ)
「Città Ambrosiana(チッタ アンブロジアーナ)」はミラノのこと。ミラノに行ったことのある人の中には「Ambrosiana」の語にピンと来た方もいるのでは?
Ambrosianaはミラノの守護聖人(氏神様のような存在)である「聖アンブロージョ」のこと。市民にとって古くより、とても大切な存在として祀られており、毎年12月7日には街をあげて、お祝いも催されます。
まとめ
ご紹介した愛称は、枕詞のように普段の会話の中で出てくることもしょっちゅうありますの。是非教養として、頭の片隅にいれておきましょう。