イタリアで話題の「Giro pizza（ジロ・ピッツァ）」とは？

Giro pizza（ジロ・ピッツァ）とは「Giro（巡る・回転する）」という動詞に「Pizza（ピッツァ）」の語を組み合わせた造語で、“ピザの食べ放題”を指します。 普通のピザ店で行われているシステムの1つで、メニューに「Giro pizza €20/a persona（ジロ・ピッツァ/1人20ユーロ）」などと書いてあれば、オーダーするだけで簡単にGiro pizzaにチャレンジすることができます。

食べ方は“わんこそば”スタイル

食べ放題のスタイルは言わば“わんこそば”スタイル。着席すると店員さんが選りすぐりのピザを1枚ずつ釜から持って来てくれて、食べ終えるとまた新しいピザを釜で焼いて、運んで来てくれます。

ピザは4人（1テーブル）に対して1枚ずつ、テーブルの真ん中に「どん！」と置かれるケースが多いです。これを手分けして食べ終えると、次のものがまた運ばれてきます。

1枚目のピザや人気のピザはあっという間になくなってしまうのですが、4枚目、5枚目あたりになると、だんだんスローペースに…。割り切れない数字でカットされて出される場合、誰が都度、1枚余分に食べるか、にらみ合いが続きます。（笑）

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どんなピザが食べられるの？

おまかせの店がほとんどですが、リクエストはある程度聞いてもらえます。特に子供が多い席では「君たちどんなピザが食べたい？」なんて毎回お兄さんが聞きにきて、保護者達のテーブルと違った、子供向けピザを提供してくれたりもします。

もうストップ！のはずがまだ出てくる！！

女性の場合だいたい皆で4〜5枚が限度。もう食べられなくなったら店員さんに「ストップ」と言うと、それ以上ピザが焼かれなくなり…ません！なんと最後にデザートのピザが登場して終了となります。その名も「Pizza alla nutella（ピッツァ・アッラ・ヌテッラ）」。デザートを食べた後は、ビールやワイン、消化に良いとされる食後酒などをちびちび飲みながら弾丸トークスタート！

まず食べる！その後永遠と話す！皆さん、24時～25時頃まで会話を楽しんで、ようやく家路につきます。

まとめ

普段は1人1皿食べなければならないピザも、Giro pizzaであれば色々な種類にチャレンジできます。もちろんおひとりさまやカップルでもチャレンジ可能ですが、その場合も都度、丸1枚ずつ食べ進めないといけないので、少なくとも3人以上で行くのが良いでしょう。

イタリア語に自信がない方も、勝手にお店のおすすめのピザができたての状態で出てくるのでありがたいシステム。是非われこそは！という方は、滞在中にチャレンジしてみてはいかがでしょうか？