アラカルトよりコース料理・セットメニューが無難

たとえ外国語版メニューがあったとしても、ほとんどのイタリア人がそれがどんなものなのか想像がつきません。そのため、アレルギーや好き嫌いの有無だけ確認し、その後は前菜～デザートまで付いたコースやセットメニューなどを頼んであげるのが初心者には無難。

外国人が多く行く店であれば、外国人の口に合う物を中心にラインナップされたコースもたくさんあります。

日本食は意外とイケる口

イタリア人は日常的にRisotto（リゾット）を食べるため、白米はまずほぼ全てのが抵抗なく食べられます。また、寿司（SUSHI）豆腐（Tofu）、味噌汁（Zuppa di miso）も小さなスーパーでも手に入るほど身近な存在なので、あまり珍しがりません。さすがに、普段から食べている人は少ないですが、日本旅行に来るイタリア人であれば、ほとんどの人が食べたことがあり、当日も抵抗感なく食べられるでしょう。

現地に来たら現地のお酒を

根っからのワイン好きのように見えるイタリア人ですが、実は食事との相性を非常に大切にしており、例えばハンバーガーなどを食べる際はビールを飲んだりもします。

ということで、日本食を食べる際は日本酒や日本のビールが飲みたいという人も多いです。機会があれば是非勧めてあげてください。

蕎麦は食べたことのない人には勧めない方が無難

イタリア人はそもそも蕎麦を食べたことがない人も多いため、自分が蕎麦アレルギーを持っているかどうかもわからないケースが多いです。そのため、初めて食べてアレルギーだとわかったら大変。筆者自身は経験がないものの、近くのテーブルで実際にトラブルが発生したケースを目の当たりにしたこともありますので、相手が強く希望しない限り、出さない方が無難かもしれません。

子連れの場合は子供用メニューを事前にチェック

大人よりも子供の方がアレルギーや好き嫌いがたくさんあります。事前に店と相談し、持ち込みなども含め最適プランをチョイスしましょう。イタリアの子供は、お茶漬けやうどんなどは、リゾットやスパゲッティに近い味・食感なので食べられる子もいますが、それでも一切口にできない子も少なくありません。

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箸が使えるイタリア人急増中！

日本に興味のあるイタリア人は、たいてい箸が使えます。イタリアでも日本食店にいるイタリア人は、たいてい箸を使って日本式で食事をしているので、特にリクエストの無い場合は、箸を使った料理で問題ないでしょう。むしろ箸を使うことを楽しみにしている人も多いです。

食器、盛り付け、内装などに「美」が感じられると◎

芸術の国で暮らすイタリア人は、日本食の「美」に対しても高い関心を持っています。和食器、室内に置かれた花瓶、お椀などに「美」を感じ、うっとりする人多数。まるで美術館にでも来たかのごとく、何枚も器の写真を撮る人も後を絶ちません。

たとえ、口に合わないものが出されても、良い思い出をたくさん持って帰ってもらえるので、是非どこかに日本の「美」を感じられる店を検討してみてはいかがでしょうか？

お碗は持ち上げても問題なし！すすっても大丈夫！

海外では、食べる時に食器を持ち上げること、汁物をすすることは重大なマナー違反とされています。ゆえに、汁物などが出ると箸が使えるイタリア人も困り顔になるケースがほとんど。器を持ち上げたり、すすったりしても問題ないことさえ伝えれば、決して食べられないわけではないので、もしも困っている様子のイタリア人がいたら是非教えてあげましょう。

日本ならではの風景にテンションアップ

イタリアではほとんど体験できない高層夜景を楽しめるレストランは大興奮する人多数。また、居酒屋などにも興味津々です。アジア情緒にあふれたアメ横・築地などの市場の風景。キタノ映画で観た新宿の景色。渋谷のスクランブル交差点が見えるレストランなども過去、筆者は好評を得ました。

日本のカワイイ（Cawaii）物は男性も女性も大好き

「カワイイ」は日本らしさのひとつ。レジ横の招き猫、入口に置かれたたぬきの置物、テーブルの上の折鶴など、男女問わず、ちょっとしたものに添えられた可愛い日本のアイテムに敏感です。

先日もお店の計らいで子供用の塗り絵のプリント用紙をイタリア人ご夫婦がもらい、とても大事そうに持ち帰っていました。ということで、店内に可愛いものがあれば積極的に紹介してあげましょう。

まとめ

イタリア滞在中や、一緒に日本観光をする際にリクエストの多いものやしてあげると喜ばれるものを中心にラインナップしました。是非イタリア人との食事の際にお店選びなどに困った際はお役立てください。