さまざまな民族で構成されるブラジルには世界各国の料理が

ブラジルという国は、ポルトガルやスペイン、イタリア、ドイツなどのヨーロッパ系や、日本、中国、韓国などのアジア系、かつて奴隷として強制労働させられていたアフリカ系の民族など、さまざまな国や民族の移民と、その子孫で構成されています。そして、そのさまざまな文化が混ざり合い今のブラジルが作られています。

食文化も例外ではなく、ブラジルではさまざまな国の料理が混在しています。街を歩けば、ピザなどのイタリア系の料理や、アフリカ系のファーストフード店、 手軽に食べられる！安くて美味しいブラジル版B級グルメ５選 でもご紹介した、キッビは中東がルーツの料理ですし、日本の焼きそばもブラジル風にアレンジされ広く親しまれています。

ブラジルで料理の定番「フェイジョアーダ」

そんな国際色豊かなブラジルで、ソウルフードとも言える料理がフェイジョアーダです。

フェイジョアーダは元々奴隷の人々の料理でした。過酷な労働に耐えるための貴重な栄養源として、農場主達からもらった牛や豚の内臓や顔や足などの捨てられる肉を黒豆と一緒に煮込み、ご飯の上にかけて食べたのが始まりと言われております。

その真っ黒な色やグロテスクな見た目から農場主たちは敬遠していましたが 一口食べてみるとその美味しさが評判となり、今やブラジル料理の代名詞となりました。

付け合わせとしてケールの炒め物や、キャッサバ芋のフライであるマンジョッカ・フリッタ、ファリンニャと呼ばれるキャッサバ粉などが出てきます。

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ブラジルでも和食は大人気

ブラジルでも和食はヘルシーでおしゃれだということで人気があります。ここでは、ブラジルで食べることのできる和食をご紹介します。

寿司

やはり人気ナンバーワンの和食はお寿司です。ブラジルの寿司はサーモンとマグロが主流ですが、このほか太巻きや細巻き、海苔が内側に巻かれている裏巻きタイプの巻寿司などもあります。

ただ、カリフォルニアロールにはアボカドの代わりにマンゴーが入っていたり、ホットロールと呼ばれる、細巻きに衣をつけて油で揚げたものがあり、正直これが日本の寿司なのか？とは言い切れないものも。

ラーメン

日本のラーメンはブラジルでも人気で、サンパウロの日本人街リベルダージには多くのラーメン店があります。人気店はいつも混んでいてなかなか入れないのですが、ラーメン好きな日本人でも納得の味です。

牛丼

サンパウロの日本人街リベルダージには日本の牛丼チェーン「すき家」があり、駐在者や日系人はもちろん、ローカルの人々にも愛されています。

天ぷら

日本人の集まるイベントには、必ずと言っていいほど屋台の天ぷら屋が登場します。日本のようなエビやイカなどの色々な天ぷらではなく、揚げたてのかき揚げを紙に包んで食べ歩きをします。

焼きそば

これも元は日本人の集まるイベントなどで作り置きできるメニューとして考えられたものが定着したようです。焼きそば専門のデリバリーのお店などがあります。

まとめ

いかがでしたか？ブラジルの都市部では世界中から多種多様な民族が集まっており、それと同様に世界中の美味しい料理が集まっています。皆さまもブラジルに訪れた際は 色々な料理を味わってみてください。