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Christian Haugen

本場で味わいたい!ブラジル式BBQ「シュハスコ(シュラスコ)」の楽しみ方

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近年、日本でも注目を集めているブラジル版バーベキューの「シュハスコ(シュラスコ)」について、本場ブラジルでの楽しみ方や、実際のメニューなどについてご紹介します。

ブラジル版バーベキュー「シュハスコ(シュラスコ)」とは?

最近は日本でもシュハスコをはじめフェイジョアーダやコッシーニャなどのブラジル料理が浸透してきていますが、そもそも「シュハスコ」って、聞いたことありますか?イマイチよく分からない方も多いのではないでしょうか?

シュハスコとは、ずばりブラジル式バーベキューのことです。日本では「シュラスコ」と呼ばれておりますが、ブラジルでは「シュハスコ」と発音されます。焼いた肉を塩、もしくは「ビナグレッチ・モーリョ」と呼ばれる、ブラジルでは定番のビネガーソースをかけていただきます。

日本では、シュハスコといえば大きな肉の塊を鉄串に刺して焼いたのもウエイターがテーブルで切り分けて提供するスタイルをイメージが定着しておりますが、一口大に切った肉、ステーキのようにスライスして網焼きしたものもシュハスコですし、肉の種類も特に決まりはなく、牛肉だけでなく、鶏肉や豚肉、ソーセージでも、網の上で炭火焼きしたものは全てシュハスコと呼ばれます。

場合によってはワニだったり、ニシキヘビだったりすることも。冗談のような話ですが本当です。

シュハスコのお店「シュハスカリア」でのマナー

シュハスコを提供しているレストランを「シュハスカリア」といい、ブラジルには多くのシュハスカリアがあります。実際にシュハスカリアへ行ったときのマナーや、提供される主なメニューについてご紹介しましょう。

入店から退店まで

まず、お店に入ったらお店の人が席まで案内してくれるのを待ちましょう。

席に着いたらオーダーをします。食べ放題と、そうでない場合があります。そうでない場合は最初に入れ物をもらい、好きなものを好きなだけ詰めたら、重さを測ってもらいます。その総重量で値段が決まります。

取り皿を受け取ったら、前菜やサラダなどを取りに行きます。このときにフルーツやデザートが一緒に並んでいる場合がありますが、別料金のところもありますので、ご注意を。

席について前菜やサラダ、パスタ、ご飯ものを食べながら、ウエイターがお肉を運んでくるのを待ちます。

ウエイターが肉の種類を言ってくれるので、欲しいものを頼んでください。中央にある小さなお肉用の取り皿の上で、お肉を切り分けてくれますので、テーブルの上にある小さなトングを使って、自分のお皿に移します。

お腹がいっぱいになったら、終わりの合図をします。お店の人に失礼ですので、くれぐれもたくさん取りすぎて残したりしないようにしてください。

食後のコーヒーをサービスで出しているところがありますので、聞いてみましょう。

シュハスカリアで食べられる肉の種類

日本の焼肉屋さんのように、シュハスカリアでもさまざまな肉の部位をいただくことができます。実際にどのようなものがあるのか、代表的なものをご紹介します。

牛肉

  • alcatra(アゥカットラ):ランプ
  • picanha(ピカンヤ):イチボ
  • costela(コステーラ):バラ肉
  • fillet(フィレ):ヒレ(テンダーロン)
  • fraudinha(フラウジーニア):ハラミ
  • cupin(クッピン):コブ肉

豚肉・鶏肉など

  • Frango(フランゴ):鶏肉
  • Coracoes(コラソン):鶏ハツ(心臓)
  • Linguica(リングイッサ):ソーセージ
  • Carneiro(カルネイロ)ラム

野菜・その他

  • Abacaxi(アバカシ):パイナップル

シュハスカリアで定番の前菜・サラダ・その他

肉以外にも、シュハスカリアでは前菜やデザート類などが充実しており、主に以下のようなメニューがあります。

サラダ類

  • 葉物野菜(レタス、ルッコラ、クレソンなど)
  • ベテハーバ(赤カブの酢漬け)
  • パルミート(やしの新芽)
  • ポテトサラダ

揚げ物類

パスタ類

  • アーリオオーリオ(ペペロンチーノ)
  • ラザニア
  • ラビオリ

ご飯もの

  • フェイジョアーダ(豆と肉の煮込み料理)
  • ストロガノフ
  • リゾット

デザート類

  • フルーツ(スイカ、メロン、イチゴなど)
  • ゼラチナコロリード(カラフルゼリー)
  • プリン
  • アホイスドーセ(お米を使ったデザート)
  • パヴエ(ブラジル風ティラミス)

その他

  • ピクルス(きゅうり、オリーブ、小たまねぎ)
  • チーズ(モッツァレラ、チェダー、カマンベール)

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手軽にシュハスコを楽しめる屋台「シュハスキーニョ」

Sebástian Freire

上記のようなお店に行く時間がない、お金がない、そんな方には町のあちこちに売っている、屋台の「シュハスキーニョ」がおすすめです。

日本の焼き鳥のように串に刺された状態で売っていて、その場で食べることもできますし、持ち帰りもできます。

まとめ

いかがでしたか?ブラジルが誇る豪快な肉料理、シュハスコの魅力が伝わったでしょうか?ブラジルに訪れた際には、一度は食べてみてください。

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