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イタリア人に習う「Bar(バール)」の楽しみ方とは?時間帯で異なるバールの楽しみ方

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一口にいうと「コーヒー屋さん」ではあるものの、日本のコーヒー店や喫茶店とは全然違った味わいのあるイタリアのBar。今回は実際どのようにイタリア人がBarを利用しているのか、時間帯別にイタリア人のBarの楽しみ方をご紹介します。

朝:サッと朝食を済まして出ていく人がほとんど

Wikimedia Commons

早いと朝5時頃からやっている所もあるBar。朝は座ってゆっくりしている人はほとんどおらず、圧倒的にカウンターで朝食(クロワッサンとエスプレッソもしくはカプチーノ)を取りながらおしゃべりしている人でごった返しています。その様子はまるで日本の立ち食いそば屋か、会社の給湯室のよう!

日本のようにコーヒーをテイクアウトする人や座ってスマホを見ている人はおらず、その場に居合わせた人や店員とおしゃべりして情報収集をし、10分程度で店を出る人がほとんどです。

ちなみにイタリアのBarは日本の回らないお寿司屋さんのように、基本的にメニューはありません。また、マグカップもワンサイズで豆もお店次第。と、日本と勝手が違うことが多いので、イタリア語に自信のない方は混んでいる時間は避けた方が落ち着いて注文できるかもしれません。

最近では「朝セット」を出すお店が増えてきており、店先にメニューと値段が書いてあると思うので最初はそれを頼むのも手。エスプレッソとクロワッサンで1〜2ユーロが相場です。

午前中:徐々にテーブル席が混み合いランチ営業の準備へ

朝のピークタイムを過ぎると、子育て中のママさんがベビーカーを横付けしながら座って会話をしたり、おじさんが新聞を読み込んでいたりと、カウンターよりもテーブル席の方が混み合ってきます。

そして、しっかりとした厨房のあるBarではお昼近くになると店員がテーブルにクロスをかけたり、黒板にランチメニューを書いたりしてランチ営業の準備に取り掛かります。日本のカフェのように、勉強をしている人は一日を通してBarではみかけません。

昼:ランチ&食後のコーヒータイム

Wikimedia Commons

昼になるとカウンター横のガラスケースにはパニーニやサンドイッチなどが並び、これらを買いに来る客やランチ、もしくはランチ後の一杯のエスプレッソを求めてやってくる客でにぎわいます。なお、朝食の定番クロワッサンは昼にはたいてい売り切れて無くなります。

イタリアのBarは日本のカフェのように1日中同じフードが食べられるわけではなく、無くなったら終わり。朝はクロワッサン中心でサンドイッチやパニーニは昼ごろになると登場する場合が多いです。

ドリンクと違ってフード類はテイクアウトして行く人もいますので、もしお目当てのものがある場合、売っているときにBarに寄って買っておきましょう。

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午後:夕方からはアペリティーボ(食前酒)がスタート

午後の前半はランチをするビジネスマンや観光客でにぎわっており、後半は子供の送り迎えなどのないマダム達が座っておしゃべりを楽しんでいることが多いです。

そしてお店によっては17時〜18時頃になるとアペリティーボがスタートします。7〜8ユーロ程で、ドリンク一杯とサンドイッチなど、ちょっとしたおつまみが楽しめるため、帰宅前の学生や社会人が利用してから帰路へ着きます。

夜:お酒を飲むお客さんでにぎわう

朝から営業している店は19時頃閉まることが多いですが、アペリティーボをやっている夜型のBarなどは19時過ぎまでアペリティーボをやって、そのままディナーを提供しはじめたり、最近ではアペリティーボを少し豪華にしたアペリチェーナをやったりしています。

日によっては21時頃からサッカーセリエAの試合があるのでテレビ観戦する客でにぎわっています。

まとめ

旅行で訪れると時間帯別に味わうことができないBarも、住み始めてからは時間ごとの楽しみ方をすることができます。是非居心地の良いBarを見つけて素敵なイタリア生活を楽しんでください。

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