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観光にも使える!イタリアで愛される人気グルメランキング本4選
美食の国イタリアでは、グルメランキング本がとにかく人気!ほとんどの書店で専用コーナーが設けられており、沢山の関連書籍が並べられています。そこで、今回は観光の際にも役立つイタリアの人気グルメランキング本を4つご紹介します。
1.la guida MICHELIN Italia(ラ・グイダ・ミシュラン・イタリア)
まずは日本でもおなじみの仏ミシュラン社発行のガイドブック「la guida MICHELIN Italia」です。イタリアで2010年から発行され、現在3つ星レストランは8店舗、全体で334店舗のレストランが掲載されています。
イタリア人に言わせると「評価をしているのはフランス人だから私たちの"美味しい"という感覚とは異なる場合もある」そうなのですが、それでも毎年秋のランキング発表シーズンになると皆さんそわそわしはじめます。
ガイドブックに掲載されたレストランは、掲載年の書かれた赤色のミシュランステッカーを貰えるため、ときどき店の入り口のドアの所に貼ってある場合があります。是非チェックしてみてください。
2.Gambero Rosso(ガンベロ・ロッソ)
イタリア語で「赤い海老」を意味するGambero Rossoはローマに本社を構えるイタリアの格付け会社です。食にまつわるあらゆるランキング本を出版しており、総合版「Ristorante d'Italia」他、特にワイン版「「Vini di Italia」バール版「bar d'Italia」などが有名で、その他にもジェラート版、パン版、オリーブオイル版等、本当に沢山の種類があります。
la guida MICHELIN Italiaとの最大の違いは、Trattoria(トラットリア:Ristoranteより気楽に入れるお店)も評価対象になっている点です。
ランキングはフォークやエビのマークでla guida MICHELIN Italiaのように3段階表示されており、その隣には100点満点中何点だったかも書かれています。Cucina(料理)は70点満点、Cantina(ワイン)は20点満点、 Servizio(サービス)は10点満点で、合計100点満点で評価し、90点以上は3(Tre:トレ)評価、80点以上は2(due:ドゥエ)、75点以上は1(uno:ウノ)評価となります。
イタリア人が自国の料理を評価しているだけに、Gambero Rossoの方が信頼できると言う人もおり、掲載店はミシュランと同じようにステッカーを店先に貼ったりレジ横に掲載本を並べたりしてアピールしています。
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3.Osterie d’Italia(オステリア・ド・イタリア)
Slow Food Italiaが出版するグルメ本が「Osterie d’Italia」で年1回発行されます。Slow Food Italiaはファストフード文化に対するアンチテーゼとしてイタリアで発足した組織で、その土地にある伝統的な食文化や食材を見直すことをモットーに活動しています。
「ゆっくり」を表現するかたつむり(Chiocciola)マークがおなじみで、掲載店は味だけでなく地元の食材を積極的に取り入れるなど、素材にもこだわったお店が多いのが特徴です。
本のタイトルには「Osteria(オステリア:Trattoriaよりもさらに気楽に入れる居酒屋のような店)」という文字が含まれていますが、掲載店はその限りではありません。
マクロビオティックなど、自分の体の中に取り入れるものに対してこだわっている方には特におすすめの1冊です。
4.Accademia Italiana della Cucina
Accademia Italiana della Cucinaは、レストランの口コミサービスがそのまま会社になったような機関で、レストランの格にはこだわらず、地元の方からの口コミや、ネットでのの投稿などを評価の際に大切にしています。
本も出版されていますが、ウェブサイト上でリアルタイムの口コミを見ることもできます。おすすめメニューや店中の様子、予算なども細かく書かれているので入店前に入念に下調べをしたい方にはもってこいのガイド本です。
まとめ
筆者はスイーツやパン、B級グルメが大好きなのでGamberro Rossoのこれらの関連本を毎年楽しみにしています。いざ行ってみたら日本人には味が甘すぎたり、濃すぎたり、ということもありますが、掲載店はとにかく活気があり、行くだけでもうきうきしますので、是非イタリア滞在中に書店でグルメ本をチェックして実際にお店へも行ってみて下さい!