スポンサーリンク
オリーブオイルだけで棚一列?イタリアでの食用油の選び方
イタリアのスーパーで、とにかくびっくりするのが食用油の数。特にオリーブオイルは日本の醤油のようにご当地物やプライベートブランド、濃度違いの物など、どこでも10〜20種類ラインナップされています。滞在直後は面食らってしまう方も多いと思いますので、今日はイタリアでの食用油の選び方についてご紹介します。
主な食用油のイタリア語名
地域差はありますが、チェーン系のスーパーマーケット一般的に手に入るものは以下の通りです。だいたい1リットル2ユーロ弱から手に入りますが、オリーブオイルだけ1.5〜2倍くらい高い場合が多いです。
- Olio di oliva:オリーブオイル
- Olio di semi di arachide:ピーナッツオイル
- Olio di semi di girasole:ひまわり油
- Olio di semi di mais:コーン油
- Olio di semi vari:ブレンド油
- Olio di semi di soia:大豆油
- Olio di colza:なたね油
まずは、オールマイティなオリーブオイルをゲットしよう
とりあえず1本買いたいという方は、オリーブオイルがおすすめです。オリーブオイルは常温でふりかけて使用するのはもちろん、揚げ物などの高温調理にも向いているので、非常に使い勝手が良い油です。
イタリアの料理番組やレシピ本を見ているとサラダやパン、パスタはもちろん、揚げ物まで、日本人が塩を一振りするような感覚で、とにかく何にでもオリーブオイルをかけます。
スーパーに行くと多くの種類がありますが、南部の地方で採れる物の方が味が濃いので肉やパンなどとの相性が良く、北で採れるものはサラダや魚料理との相性が良いと言われています。
イタリア人の家に行くと数種類のオリーブオイルが揃っており「これはペルージャの料理だからオリーブオイルもペルージャのもの!」という風に使い分けている方が多いですが、オールマイティに使いたい方は、味が薄めの北イタリアのものや、安いものの方がクセがなく何にでも使えて良いでしょう。
スポンサーリンク
イタリアではメジャーじゃない?サラダ油とキャノーラ(なたね)油
日本で食用油として人気のサラダ油やなたね油はイタリアにもありますが、あまりメジャーではありません。見つけたときに購入するのも良いですが、代用するなら揚げ物はピーナッツ油、その他はコーン油やひまわり油などの食用油がおすすめです。
もちろんオリーブオイルもおすすめですが、少々割高なので、イタリア人でも揚げ物などで大量に油を使う場合、ピーナッツ油やその他の油を使うことが多いです。
揚げ物油の捨て方
これは住んでいる地域によってルールが異なるため、周りの方や大家さんに聞くのが一番です。参考までに筆者の住んでいる町内では、街に専用ゴミ捨て場が設置されており、ペットボトルなどに入れてそこへ捨てに行くシステムです。
日本のような油処理剤が無いため、エリアによっては新聞紙に吸わせて一般ごみとして捨てたり、トイレに流している方もいるようです。
まとめ
イタリア人は食には保守的と言われいますが、最近だと大きなスーパーでごま油や米油、日本でも話題になったココナッツオイルなどさまざまな食用油を目にする機会が増えました。
まず最初の1本はオリーブオイルがおすすめですが、せっかくのイタリア滞在ですので、是非スーパーをめぐって普段使いの1本を探してみてください。