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フランス留学生活で実感する日本の大学との違い7選
筆者はフランスの大学に留学中ですが、日本の大学と違うことがたくさんあり、困ってしまうことも多々あります。ここでは、そんなフランスの大学生活で感じる日本の大学生活との違いをご紹介します。
1.事務手続が異常に遅い
フランスの手続きは、どんなに重要なものであろうとすごく遅いです。例えば、大学で生徒証を作るために、必要な書類や写真を「この日までに提出してね!」と急かされて提出したのですが、そのまま音沙汰なく1ヶ月が経過。その後「生徒証が完成したので取りに来て!」と言われたので受け取りに行くも、名前の表記が間違っていて作り直しになりました。
また、ビザ発行のためには、渡仏後に移民局OFIIに書類を送り、健康診断を受けなければなりません。日本の大使館で「ビザなしでの3ヶ月以上の滞在は不法滞在とみなされるので忘れずに」と強く言われていたのですが、移民局から召喚状が届き、ビザを手にした時はすでに3ヶ月を過ぎていました。
当初は手続きの遅さにいちいち焦り、イライラしていましたが、ある程度は諦めて気長に待つのがフランス流だなと学びました。本当に大切な事柄に関しては、メールや電話で頻繁に連絡したり、直接訪問してアポイントメントを取るなど自分から動くと良いでしょう。
2.お昼休憩が異常に長く時間も曖昧
以前、大学の事務局に行ったところ、スタッフの方に「11:30〜14:30は大体ランチタイムだからオフィスにいないと思って」と言われ驚いたことがありました。
フランス人にとって食事は欠かせない大切な時間。どんなに忙しくて、仕事が大量にあっても、ご飯を食べる時間をたっぷりとります。朝から並んでいて、あとちょっとの所まで来たと思ったら、ランチタイムでオフィスが閉まり、数時間後また1から並び直すことになるという体験を何度もしました。
また、事務所が開いていても、担当の人がコーヒーを飲むために外出していていないこともしばしばでした。特に筆者の通う大学では、金曜日は週末の始まりということで15:30という早い時間から閉まってしまいます。
あらかじめ事務所などの開館時間を確認しておきましょう。大学の事務所だけでなく、銀行などもランチタイムには閉まるので注意。
3.履修登録は早い者勝ち
履修登録が10時からなら、10時前にパソコンの前でスタンバイするのがフランスの大学の常識です。履修登録は早い者勝ちで、人数の上限を達してしまうと授業が満席になってしまいます。
もちろん、教授に直談判して授業に入れてもらえることもありますが、自分の履修したい授業が満席になってしまう前にみんな必死で履修登録をします。コツは時間の前にサイトを開いておいて、あとは更新ボタンを押すだけの状態にしておくことです。履修登録はしっかり気合いを入れて望みましょう!
4.みんなクラブ遊びが大好き!でも朝まで遊んだ翌日もしっかり授業を受ける
フランスに来てから、フランス人は夜遊びが大好きだということを知りました。毎晩クラブやパーティーのイベントがあるし、それらも大体12時以降、深夜から明け方までお酒を飲んで、音楽で一晩踊り明かすというものでした。
驚いたのは、そんな風に夜遊び好きのフランス人学生が、授業中は不真面目かと思いきやその正反対であったことです。授業に遅刻する人はいないですし、それどころか授業中は誰一人寝ておりません。
朝から夕方まで1日中、長い授業がぎっしりなのにも関わらず、いつでもエンジン全開のフランス人の切り替えの凄さにびっくりしました。
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5.試験時間が長い
日本の大学では試験時間は授業時間と同じか少し短いことがしばしばですが、フランスの大学の試験時間は基本的にすごく長いです。制限時間3時間で、1つの大きい問題や、3つか4つかの小さい問題に対して答える論述の形であることがほとんどでした。
時間はたっぷりあるので、焦る必要もなく、ゆっくり考えることができます。そういう意味では自分の真の実力を発揮することができるのでいいのかもしれませんね。
6.100点満点ではなく20点満点
日本だとテストは100点満点が普通ですが、フランスでは20点満点が一般的です。教授にもよりますが13点くらいから合格といったところでしょうか。9〜14点が普通くらいだと思って良いと思います。
出席率はあまり厳しく見られていませんが、普段からの小テストは結構大事なので 普段から復習しておくのがベストです。
7.大学の友人どうして遊んだりしない
フランスの大学生は、週末は実家に帰ったり、家族との時間を大切にするため、あまり大学の友人同士で出かけることは少ないように思います。
大学には授業を受けるために登校するといった感じで、授業を受けたらすぐ家に帰ってしまう人も多いです。最初のうちは友達作りに困ってしまうかもしれませんが、焦らずに少しずつ馴染んでいきましょう。
まとめ
いかがでしたか?フランス留学中の方は「あるある!」と共感いただけることが多いのではないでしょうか。これから留学される方は、ぜひ参考にしてみてくださいね。