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「新しい」学びをNew Zealandで!ーー ThinkNew:ニュージーランド留学フェア2016レポート

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これからは高い教育水準で世界有数の治安の良さを誇るニュージーランド留学の時代です!留学といえばアメリカ、イギリス。そう思っている方は多いのではないでしょうか。しかし、治安や高校生以下の留学など、アメリカやイギリス留学には制限があるのも事実。そこで今回は大使館が主催するニュージーランド留学フェアに行ってきました!イベントの様子と、ニュージーランドの魅力をたっぷりお伝えします!中学、高校、大学生で留学したいと考えている方やその親御さんは必見です。

ニュージーランド留学フェアとは?

ニュージーランド留学フェア はニュージーランド大使館主催の下、2016年10月9日に六本木アカデミーヒルズ49で主催されました。41の学校に、ニュージーランド航空、Study Aucklandといった団体が一同に介し、たくさんの人が訪れました。

今回取材に向かったのは早稲田大学3年の翟毅夫です。アメリカ留学を終えた経験から、今度はニュージーランド留学の魅力を見つけていきたいと思います!

まず、 「ThinkNew」を掲げる今回の イベントは他の留学フェアに比べ、学校はもちろんのこと、「まずはニュージーランドの良さを知ってもらおう」という思いが強く込められており、観光からカフェ文化までニュージーランドの良さがひしひしと伝わってくるイベントでした。会場は、ニュージーランドの概要や教育システムを教えてくれるセミナーと、直接担当者とお話ができる学校や団体のブースの2つで成り立っていました。

セミナーに参加

当日は以下の3つのセミナー(各30分)が開催されました。

  • ニュージーランド観光・教育セミナー
  • ニュージーランドビザ情報
  • 卒業生によるパネルディスカッション

今回のレポートでは、一つ目の「ニュージーランド観光・教育セミナー」の内容から特に自分が気になった4点についてご紹介したいと思います。

① 実は世界一の多民族国家!?

まず、セミナーはニュージーランド航空の方がニュージーランドはどういう国なのかを説明してくださいました。

国全体の規模は日本の30分の1くらいととてもコンパクトなので、政府の管理が国全体に行き届いていることが魅力だと感じました。

自分自身、ニュージーランドの知識が少なかったというのもあり、セミナーは驚きの連続でしたが、その中でも驚いたのは国民の74%は欧州出身であり、ニュージーランドで働く人のうち4割は海外出身という事実です。

② いろんな人に寛容な国

ニュージーランドには外国人がたくさんいることはすでにお話ししましたが、同時に注目したいのがその公用語です。「マオリ語」が公用語になっていることはご存知の方もいるかもしれませんが、実はそれだけではないのです。

ニュージーランドでは「英語」「マオリ語」「手話」の3つが公用語として定められています。ここから、いかにニュージーランドがいろんな人を受け入れていて寛容な国であるのかが分かります。

③ 教育システムが日本と大きく違う!?

日本の義務教育システムは小学校6年、中学校3年の9年間で、その後は高校、大学、専門学校などへ続いていきます。しかし、ニュージーランドの義務教育制度は日本と違い、16歳の誕生日を迎えるその日までが義務教育でその後は任意進学となります。

高校までの教育制度

Early Childhood Education(乳幼児教育、0~5歳)
保育・幼稚園を一括で管理しており、教育省が管理しています。

Primary School(プライマリースクール、小学校、1~8年生)
日本に当たる小学校です。日本よりも早く5歳から行き始めることになります。

Intermediate School(インターミディエイトスクール、中学準備校、7~8年生)
中学準備校としてホームルームと専門教科を組み合わせた学習スタイルになっています。

Secondary School(セカンダリースクール、中学・高校、9~13年生)
11~13年生では全国統一の高校教育認定資格であるNCEAを導入しています。また、国際バカロレア(IB)やケンブリッジ国際検定(CIE)を提供している学校が増加しています。留学生のために英語のクラスも学内で提供されています。

高等教育制度

University(総合大学)
ニュージーランドに総合大学は8校あります。13年生(NECAレベル3)を修了することが入学条件になります。通常学士号は3年で取得できますが、留学生は1年間のFoundation Studies(準備コース)を履修するのが通常です。

ITP: Institute of Technology and Polytechnic(工科大学・ポリテクニック)
ITPは全国に16校あります。学生は職業訓練や専門教育を受けます。11年生(日本でいう高校1年生)を修了していることが入学条件です。

日本で、専門学校や工科大学というと実習に重きを置いているイメージがありますが、ITPでは実践トレーニングと学術を組み合わせて、短期コースから学士、修士、博士号まで取得できる幅広いプログラムがあることが大きな魅力です。

PTE: Private Training Establishment(主に語学学校、専門学校)
PTEは全国に800校ほどあり、語学学校、観光、アート、スポーツなど幅広い分野を学ぶことができます。

その他の特徴

ニュージーランドの高校までの教育システムは日本と大きく変わりません。しかしながら、アメリカなどと違い、公立中高でも留学生を受け入れているのはとても特徴的です。

また、高等教育制度は日本とは大きく異なっています。総合大学8校しかないのはもちろんですが、教育の質を高めるためにこれ以上総合大学の数を増やさないようにしているのが特徴です。そのため、8大学すべてが世界の大学ランキング3%以内にランクインしています。

④国全体を挙げて留学生を支援

ニュージーランドでは、国全体が多くの外国人を受け入れているように、学校もたくさんの留学生を受け入れています。

留学したいと思っている学生のために Education New Zealandの申請ページ では、留学先や奨学金に関して情報を得ることができます。

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ブース巡り

セミナーが終わると、各学校や団体の方と直接会話や質問ができるブースコーナーには留学を志す学生やその家族の人で溢れかえっていました。今回は42ある団体、学校の中から4つの学校と1つの地域教育団体をご紹介し、以下の3つの質問をぶつけてみました。

  1. その学校、地域のアピールポイントは?
  2. どのような生徒に来てほしいのか。また、シャイな人が多い日本人に向いているか?
  3. 留学に行きたい思っている皆さんにメッセージを!

Nelson College(ネルソンカレッジ、Secondary School)

Nelson College

ネルソンカレッジは1856年に創立した男子校で、セカンダリースクールです。この長い歴史のある学校で将来有望な男子が勉強しています。

ーー 学校のアピールポイントを教えてください。

この学校の魅力はたくさんの授業から自分の取りたい授業を選べるということです。また、授業の雰囲気がすごく良く、生徒参加型の授業なので、活気にあふれています。

ーー どのような生徒に向いている学校ですか?

正直なところ、どのような生徒でもフィットすると思います。私たちの学校からは、ニュージーランドのトップ大学にたくさんの生徒が行っています。私たちと一緒に勉強する新しい仲間を探しています。もちろん、サポートは手厚いのでシャイな生徒でも楽しい学校生活が送れることは保証します。

ーー 留学に行きたい思っている皆さんにメッセージをお願いします。

何事もチャレンジするのみだと思います!ぜひネルソンカレッジでいろんなことにチャレンジしましょう!

名称 Nelson College(ネルソン・カレッジ)
国・都市 ニュージーランド  / ネルソン
学校形態 高校 中学校
住所 67 Waimea Rd, Nelson South, Nelson 7010 ニュージーランド
電話番号 +64 3 548-3099
公式サイト http://www.nelsoncollege.school.nz/
口コミサイト https://ablogg.jp/school/14116/

Middleton Grange School(ミドルトン・グランジ・スクール)

Middleton Grange School

ミドルトン・グランジ・スクールはクライストチャーチにある学校で1年~13年生までここに通うことができます。

ーー 学校のアピールポイントを教えてください。

私たちの学校では1969年から留学生を受け入れており、とても長い歴史と素晴らしいプログラムを提供することができます。アカデミックなプログラムを提供し、生徒はニュージーランド、アメリカ、イギリスなどの一流大学に進学します。

ーー シャイな日本人生徒にも向いていますか?

うちはキリスト教の学校ということもあり、全生徒がとても寛容で、留学生にもとても優しいので、日本人の生徒にぴったりだと言えます。

ーー 留学に行きたい思っている皆さんにメッセージをお願いします。

何事も積極的に行動するのみです。生徒にも、先生にも、誰にでも話しかけてみましょう!私たちはあなたたちを待っています!

名称 Middleton Grange School(ミドルトン・グランジ・スクール)
国・都市 ニュージーランド  / クライストチャーチ
学校形態 高校 中学校 小学校
住所 30 Acacia Ave, Upper Riccarton, Christchurch 8041 ニュージーランド
電話番号 +64 3-348 9826
公式サイト http://www.middleton.school.nz/
口コミサイト https://ablogg.jp/school/15360/

Shirley Boys' High School(シャーリーボーイズハイスクール)

Shirley Boys' High School

シャーリーボーイズハイスクールはクライストチャーチにある男子校で、スポーツや芸術など専門分野に力を入れている学校です。

ーー 学校のアピールポイントを教えてください。

私たちの学校は男子校ということもあり、スポーツや芸術といった専門分野に非常に力を入れています。そして、学校がクライストチャーチにあるということも魅力の一つです。"Kiwi"(ニュージーランド人の愛称)の文化に触れながら学園生活を送ることができます。

ーー どのような生徒に向いている学校ですか?

私たちの学校ではたくさんのクラブがあります。スポーツやアートが大好きな生徒は大歓迎です!日本にいるときにシャイでも、こちらに来れば関係ありません!私たちの学校にはバディーシステムがあり、サポートは手厚いです。また、学年に関係なくグループを作るので、たくさんの学年の生徒と友達になれます。

ーー 留学に行きたい思っている皆さんにメッセージをお願いします。

ぜひ、私たちの学校で一緒にクラブをやりましょう!ニュージーランドのクラブは楽しむためにあります。最高の環境で、待っています!

名称 Shirley Boys' High School(シャーリー・ボーイズ高校)
国・都市 ニュージーランド  / クライストチャーチ
学校形態 高校 中学校
住所 N Parade, Shirley, Christchurch 8013 ニュージーランド
電話番号 +64 3-375 7057
公式サイト http://www.shirley.school.nz/
口コミサイト https://ablogg.jp/school/15359/

The University of Auckland English Language Academy(ELA、オークランド大学付属英語集中コース、18歳以上)

The University of Auckland English Language Academy (ELA)

ELAではとにかく英語力を伸ばすことに特化した学校です。オークランド大学に進学するための英語力やIELTS対策などを受けられます。

ーー 学校のアピールポイントを教えてください。

オークランド大学というニュージーランドのトップ大学の付属校ということで、勉強環境は申し分ないです。最高の先生に、最高の環境を提供できます。また、オークランドという大都市に位置していることそのものがアピールポイントでもありますね。

ーー シャイな日本人生徒には向いているでしょうか?

私たちはどんな生徒でも大歓迎です。特にシャイな人を変えていくのが私たちの仕事ですから、大歓迎ですよ!実際、周りにいる人やホームステイでは英語を話すことが余儀なくされますから、どんどんチャレンジしてほしいです。

ーー 留学に行きたい思っている皆さんにメッセージをお願いします。

これは、ほかの人も言っていることだと思いますが、失敗を恐れないでほしいですね。私たちはサポートするためにいるし、どんなことでもサポートできるので、何事も挑戦してみてほしいです。きっと後悔しないから!

名称 The University of Auckland English Language Academy (ELA)(オークランド大学付属語学学校 (ELA))
国・都市 ニュージーランド  / オークランド
学校形態
住所 67 Symonds St, Grafton, Auckland 1010 ニュージーランド
電話番号 +64 9-919 7695
公式サイト https://www.ela.auckland.ac.nz/
口コミサイト https://ablogg.jp/school/14327/

Study Auckland (地域教育団体)

VisitAuckland

最後に、地域教育団体としてニュージーランド留学フェアに参加されている Study Auckland のブースでお話を伺いました。スタッフからオークランドの魅力をお聞きました。

ーー ニュージーランドの中でもオークランドを日本人にオススメする理由を教えてください。

まずは、ニュージーランドという国についてですが、日本に似ているところが多いのではないでしょうか。島国であることもそうですし。だから、日本の方は暮らしやすいと感じると思います。オークランドについてですが、治安、環境、働きやすさのすべてにおい世界で上位にランクインするほど素晴らしい街です。

ーー シャイな日本人生徒にもオークランドは向いていますか?

オークランドのホームステイ先はとても質が高いので、日本人の方にはぜひおすすめしたいです。"Kiwi"の文化に触れながら、素晴らしい街で留学してみてほしいですね!

ーー 留学に行きたい思っている皆さんにメッセージをお願いします。

もしオークランドに来たら、毎日新しいことをやってほしいです。それも、オークランドでしかできないこと。例えば、映画館に行くのは東京でもできます。でも、大自然に囲まれながらアクティビティをすることは東京ではできません。私たちはオークランドで待っています!

ブース巡りを終えて

以上、4学校1団体を紹介してきましたが、どの担当者の方も丁寧で、会場に来た皆さんは食い入るように話を聞いていました。通訳の人も1ブースに必ず1人はいたので、英語が苦手な人でも会話できるようになっていました。

まとめ

セミナー、ブース共に有益なものばかりでした。どちらも、今まで持っていた「留学といえばアメリカ」のイメージを覆すものばかりでした。事実、自分もアメリカに留学経験がありますが、ニュージーランドにも留学に行きたくなってしまいました。

また、この留学フェアは今年でまだ2回目ということですが、確実に大成功と言っていいでしょう。まだまだ、留学先としてはメジャーとは言えないかもしれませんが、ニュージーランドは魅力あふれる国で、人気も高まってきています。来年もニュージーランド留学フェアは開催される予定なので、留学を考えている人はニュージーランドを選択肢に入れてみてはいかがでしょうか?

ライター

翟 毅夫(さい たかお)/ 早稲田大学3年 / アブログインターン

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