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疲れたときの一粒やお土産にも最適なフランスの飴「ボンボン」5選

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フランス語で飴は「bonbon(ボンボン)」と言います。飴の専門ショップがあるほど、フランスではさまざまなこだわりの飴がたくさんありますが、スーパーでも買うことが出来る飴も素敵です。フランスならではの「ボンボン」をご紹介します。

1.nougat(ヌガー)

Wikimedia Commons

nougat(ヌガー)は砂糖と水飴を鍋を掻きまわしながら、長時間煮詰めてナッツやドライフルーツを入れて作る飴です。自分で作ることも可能ですが、筆者が作ってみた所、砂糖と水飴を煮詰めるコツがあり、時間もかかりたいへんでした。

元々はアラブのお菓子をヒントに作られたようですが、中国に広がり、フランス人が中国から持ってきて自国で、フランスオリジナルのヌガーを作ったという歴史がある飴です。

フランス人は、棒状の飴を小さく切って食べますが、一口だけでもナッツの香りと砂糖と水飴の昔ながらの製法がまろやかな味です。小さな小分けタイプは、お土産にちょうど良いでしよう。

2.Anis de Flavigny Rose(アニスの飴)

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フランスでは、よくハイウェイのお店に並べてある「Anis de flavigny Rose(アニス・ド・フラヴィニー)」という、素敵な缶がおすすめの飴です。アニスはセリの仲間なのですが、フランスではハーブとしてよく使われています。日本の八角に似た味がしますが、八角ほども強い味ではないので、一度慣れてしまうと癖になる味わいです。

アニス・ド・フラヴィニーは、味によって缶の絵が違うのでコレクションしてもかわいらしいです。フランスでは、袋に入った詰め替え用やお土産用もあります。

3.VICHY(ヴィシー)の飴

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水で有名な街「VICHY(ヴィシー)」発祥の固いラムネのような飴です。菓子職人が誤って失敗した飴を作ってしまったが、食べてみたところ、とてもおいしいので商品になってしまったという、おもしろい飴です。

今ではフランスでロングセラーの飴になりました。ヴィシーの、ミネラル豊富な水を使って作られた飴で、爽やかなミント味が素敵です。

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4.蜂蜜の飴

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フランスの蜂蜜はとても濃厚ですばらしいのですが、その蜂蜜をたくさん使ったキャンディです。風邪やインフルエンザで喉が痛いときや、疲れたときにとても助かります。

蜂蜜は、ミネラルが豊富なので、栄養補給にも良い一粒です。程良い自然な蜂蜜の甘さもすばらしい飴です。

5.calisson(カリソン)

Wikimedia Commons

calisson(カリソン)は、南フランス・プロバンス地方発祥の焼き菓子で「幸せのお菓子」と言われております。フランスでは「クリスチャンの飴」や「メロンの飴」と呼ばれております。

15世紀に笑わないお妃様をお菓子屋さんが幸せにしようと思い、結婚式にカリソンを作って捧げたところ、お妃様はとても気に入ったのか微笑んだそうです。王様はとても喜び、フランス語のこの地域の方言で「抱擁」を意味する「Ce sont des câlins」から名前をつけたのが名前の由来です。

表面に「グラスロワイヤル」という、卵白に粉砂糖やレモン汁などを加えて練った砂糖衣が塗ってある焼き菓子で、表面はカリッとしており、アーモンドをベースにした生地がふんわり、メロンなどのフルーツのフレーバーが香る優しい味です。

ボンボニエール(Bonbonnière)の文化

Cliff

フランスでは昔から結婚や子供の誕生日等のお祝いの際、ボンボン菓子を送る習慣がありました。そのため、ボンボンを入れるための陶器の入れ物「ボンボニエール」をプレゼントとして吟味していました。今でも昔の素敵な絵や形のボンボニエールは骨董品として大切にされています。

昔のフランスでは年齢に関係なく貴婦人が飴を素敵な入れ物に入れて持ち歩くのがおしゃれでした。小さなボンボニエールを袋に入れる場合もありますが、素敵な刺繍などを施した巾着のような小さな入れ物にそのままボンボンを入れる人もいて、自分なりのお気に入りの入れ物を吟味していたそうです。

ちなみに、日本でも皇室のお祝いごとでボンボニエールが送られています。日本の皇室の場合、ボンボニエールに老舗の金平糖を入れて引出物にしています。

まとめ

フランスの飴は、日本にはないような味や感触が魅力です。良質な材料で丁寧に作られた飴が多いので、疲れたの一粒に嬉しいですね。お土産にしても良い包装のタイプもあるので、フランスのお土産としても飴はおすすめですよ。

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