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フランス全土で全面禁止になったレジ袋配布と対策

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以前からフランスでは買い物の際にエコバックを持参するが普通でしたが、2016年の7月1日より、フランス国内でのプラスティック製レジ袋の配布を禁止する法律が施行されました。

レジ袋の害

フランス政府は2014年10月、商店での非生分解性のレジ袋(プラスティック製レジ袋)の配布配布を禁止することを決定し、2016年の7月1日より施行されました。

レジ袋の配布を禁止した理由としては、環境への配慮があります。主に川や海に捨てられたビニール袋が古くなると共に粉々になり、水中に漂流します。それが魚や貝などの体内に入ってしまった場合は大量死したり、人間がそれらを食べることで有害物質を一緒に体内に取り込んでしまいます。

最近のビニール袋は有害物質のダイオキシンが発生しないタイプもありますが、完全燃焼しない場合、他の有害物質が出る恐れもあり、安全とは言えません。

買い物に便利なエコバックやカート

フランスでは食品の買い物タイプの大きいエコバックをレジで安く買うことができます。お店のオリジナルのエコバックはサイズも大きく、素材がしっかりしていて長く使えるのでとても便利です。エコバックの絵が素敵なお店もあるので、コレクションをしている人もいます。

冷凍食品のための、温度があまり逃げなくて濡れても大丈夫なエコバックもあるので、冷凍はもちろん、生ものなどの食材を買うときは便利です。

また、荷物が重い場合は、買い物用のタイヤ付きカートを買うと良いでしよう。

どうしてもビニール袋に入れなければならない食材に関しては、備え付けのビニール袋があります。その場合はビニール袋を使っても良いのですが、必要な分だけ使い、ビニール袋を使った後はゴミのルールを守りましよう。

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ちょっとした筆者のエコバックの工夫

筆者は、畳んで小さくするタイプのマチ突きのエコバックをカバンに入れているのですが、大きなエコバックに入らない物を入れたり、小さい物を買うときにいつも愛用しています。

また、古くなって骨が折れた折り畳み傘からリサイクルしてエコバックを作ったりもしています。日本の傘の布は丈夫でデザインが素敵なのでフランス人にとても褒められます。水分のある物を入れた場合、傘の生地は耐久性があり、乾きも早く洗濯もできるので重宝しています。

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さらに便利なのは、日本の風呂敷です。デザインも素敵で、大きな物まで包めて、コンパクトに持ち運びができるので、フランス人はその機能性やデザインの素敵さにとても驚いていますよ。

まとめ

昔は殆どレジ袋はなくて、袋をもらうと洗って干して、また使っていた時代もあります。今は何でも使い捨てで、ゴミのルールを守らない人も多いので、自然破壊が進んでいます。

フランスのルールに従って、なるべくレジ袋を使わない生活を心がけると、日本に帰国してからも、ビニール袋一枚でも大切に使う習慣や工夫が身に付くでしよう。

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