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Taka Umemura

親子留学検討中の方は必見!海外で家族で住む場所を選ぶときのポイントと交渉術

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最近親子留学で海外に来られる方が多いですが、海外で住む家を探すときのポイントについて、筆者の住むマレーシアを例に挙げてお伝えします。

親子留学で家を選ぶときのポイントとは?

駐在ではなく、親子留学で海外に来られる方が現地で家と学校を探すときは、恐らく以下のような流れになるでしょう。

1.最初に仮住まいとなるコンドミニアムに住む
2.学校を探す
3.学校の近所の便利そうな住む場所を探す

中には、学校や住むところをエージェントに丸投げで全て決めてしまう人もいますが、後になっていろいろとトラブルになることもあります。そこで、家を選ぶときのポイントを3つお伝えします。

家選びのポイント1:学校から10キロ圏内くらいが良い

Yun Huang Yong

以前、筆者が書いた 通学が痛学に?マレーシアで子供を学校に通わせるときに考えなければいけないこと でお伝えした通り、マレーシアでは車を運転して子供を送り迎えすることになります。

筆者の体験ですが、住む場所は学校から10キロ圏内がいいと思います。それくらいだと、7:00のNHK朝ドラを見てから学校へ向かっても8:00には到着します。

現在、筆者は25キロくらい離れている学校へ送り届けているので、6:30に家を出て7:30分ごろに到着します。それ以上遅くに出発すると、出勤渋滞に巻き込まれ学校に遅刻間違いなしです。

家選びのポイント2:近所に大型マーケットがあるか

Manoj Prasad

その10キロ圏内で、大きなショッピンモールやAEON、TESCO、GIANTなどのハイパーマーケットがあるか確認します。やはり大型スーパーが近所にあったほうが、何かと便利です。

家選びのポイント3:住むならコンドミニアム。駐車している車をチェック

Manoj Prasad

住むところはセキュリティーの面からコンドミニアムが良いでしょう。そのコンドミニアムが、どれくらいの所得層の人が住んでいるかを知るには駐車場の車を見るのが一番です。一概には言えませんが、筆者は以下の通りランク付けしておりますので参考までに。

車のレベルと所得層
一般:地元の国産車
中流の上:日本車
高級:ヨーロッパ車

なぜそんなところまで見るのか?結局は治安に直結するからです。

確かにローカルの、安くて日本で言う公団的なマンションもありますが、日本人が住んでるというだけで隣人が泥棒になることもあります。いろんな人種が混じってるということは、近所にどんなタイプの人が住んでるか分からないわけですね。

少なくとも中の上、月の家賃3000リンギット(10万円くらい)の物件を探しましょう。ちなみに、学費は月々5000リンギット(15万円)くらいかかります。ここで何人か脱落してるのを感じますが・・・

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家を借りるときにすべき「交渉」

ここからが本題です。家を借りる前に、さまざまな交渉をすることで良い条件で家を借りることができます。そのポイントをお伝えします。

交渉のポイント1:予算は少なめに申告する

今ならインターネットで住むところを探せます。大体3000リンギットくらいの予算であれば3300リンギットくらいの場所をエージェントは紹介してきます。なので「予算は2500リンギット」などと、少し低めに伝えましょう。

何件か内見し、気に入った物件が見つかったとして、そこからが交渉開始です。マレーシアの物件は大体、以下の3パターンに分類されます。

1.フルファーニッシュ(家具やエアコン洗濯機テレビ電化製品食器などが全て付いてくる、明日からでも生活できる物件)
2.セミファーニッシュ(エアコンなどの最小限な電化製品と家具が付いてくる物件)
3.ノーファーニッシュ(電灯以外はついてない状態の物件)

もちろん3が一番安いのですが、かなり上級者向けなので今回は除外し1と2に絞って話をします。

交渉のポイント2:備え付けの備品を確認し、必要であれば交換できるか交渉

エージェントにあちこち連れて行かれてヘトヘト。「あーもうここでいいか」と思って安易にサインしちゃダメです。実はここからが勝負です!筆者は以下のような感じでエージェントに注文をします。

  1. 筆者

    備え付けのベット、前に誰かが使っているみたいだから交換してね。

  1. 筆者

    水道にフィルターが付いてないようだから付けてね。

  1. 筆者

    ASTRO(衛星放送)ついてないけど付けてね。

  1. 筆者

    ソファーがへたってるから新しいのに交換してね。

すごく嫌な人みたいですが、これが基本です。その他、セキュリティフィー(警備に掛かる費用)はオーナーが払うのか、自分が払うのかなど、挙げればキリがありませんが、まず自分の要求をすべて伝えましょう。「日本人的な謙虚な姿勢」なんて全く役に立ちません!

そこからエージェントとオーナーが妥協案を出します。

  1. ベットの交換は無理だけどマットレスは交換するよ。

    エージェント
  1. フィルターは設置するが交換費用はそっち払いで。

    エージェント
  1. ASTROは工事はするがその他の費用は折半で。

    エージェント

このような形で、カウンターオファーを出してきます。そこで話し合ってお互いが納得できる落としどころを探します。頑張ってネゴ(交渉)しましょう。

交渉のポイント3:あまりにも相手がセコい場合はやめたほうがいい

そこであまりにも相手がセコいことを言ってきたり、レスポンスが悪いようであればやめたほうがいいです。というのも、長く住んでいると、どうしてもあちこち故障します。そんなときにセコいオーナーやレスポンスの悪いエージェントだと、重要な個所が故障して修理業者を頼んでも全く動いてくれません。

友人で、シャワーの温水器が壊れてエージェントにほったらかしにされて3か月間水シャワーだった人を知っています。やはりオーナーがきっちりした人は使ってる修理業者もきっちり、レスポンスがいいです。ダメオーナーの使う業者やエージェントはやっぱりダメですね。

最後に

他にも、いろんな家を見るポイントがあるのですが書ききれないので今回はこれにて。最後にひとつだけ、確認において筆者が絶対にこだわる点は

洗濯物が干せるところがあるか

です。

最近の小洒落たコンドミニアムは意外とないのよねこれが・・・

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