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フランスのおしゃれな学生は身につけている?フランスの「Pefume(香水)」の文化に関するお話
フランスの香水は世界でも有名です。安くても素敵な香りがするので、多くのフランスの学生も香水を使っています。そんなフランスの香水にまつわるお話です。
香水とは?
香水とは固体やオイルの香料などをアルコールで混ぜた物を言います。
香水をつけると10分ぐらいで香る匂いを「トップ・ノート」、20分から30分ぐらいで香る匂いを「ミドルノート」、それ以降の匂いが消えるまでの間を「ラストノート」と言います。それぞれ香りが違うので、このように言われています。
香水の香りは、人の体臭とのブレンドで香りが生まれるので、人それぞれで香りが違います。つける場所は、皮膚の温度が比較的高い首の血管や手首などにつけます。
香水は、光に当たるといけない物や皮膚が弱い人はかぶれる場合もあるので、髪や洋服など、直接肌に触れない場所につけると良いでしよう。また、つけすぎはマナー違反になるので、程よい香り程度に身につけるのが良いでしよう。
自分の香りを持ちたい人は、化粧品のお店に試供品がたくさんありますが、一日に1〜3個ぐらいの商品のお試しがちょうど良く、それ以降は鼻が麻痺して、本当の香りが分からなくなります。時間をかけて自分の香りを見つけるのがおしゃれな人の秘訣です。
香水とオーデコロン、オードトワレの違い
香水より軽いのが「オーデコロン(eau de cologne)」と「オードトワレ(eau de toilette)」です。
オーデコロンは、パフュームローションと言われていてアルコール性の化粧水ですが、香水より香りが長続きしません。髪の毛用やおしぼりなど、生活の香料アルコールとしても使われています。
オードトワレは、香水とオーデコロンの中間のアルコール香料です。オーデコロンのような生活香料アルコールとしてではなく、香水より短期間に香る、おしゃれ用の軽い香料アルコールとして使われます。
香水を作る人は、フランスでは特別な存在
香水のみの香料を作る人は「perfumer」と言い、フランスで最も鼻の聞く香水師は「nez(フランス語で鼻)」と呼ばれています。鼻が勝負のnezは、フランスではとても難しい職業と言われています。
ちなみに、日用品などの香料を作る人は、「Flavorist」と言います。
香水の瓶はアートとしても楽しめる
香水の瓶はフランスの美術館にもたくさん残っています。アールデコの装飾を施したエミール・ガレなどの美しい香水の瓶から、日本で活躍するデザイナーの「Kenzo」の香水「フラワー」など、瓶そのものをアートとして楽しめるのも香水の醍醐味です。
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フランスの香水の歴史はロマンチックではない
フランスで香水が発展したのは、遡ること16世紀から。当時、お風呂に入っていたのに、性病などの病気が蔓延していたことから、お風呂に入るとフランスでは病気になると言われるようになり、お風呂に入らず体臭を消すために、香水が発展したました。
昔のフランスは、ゴミ捨て場やお手洗いもきちんと整備されていなかったため、街が臭かったり、王様も宮殿や綺麗な庭を建てても、トイレをみんながあちこちにするので、悪臭が漂い、宮殿を引っ越したとも言われています。悪臭がなければ、香水文化はなかったと考えると、かなりの皮肉です。
今でも、フランス人はシャワーのみで済ませる人が多いのですが、男性でも香水をつけている人も多いです。また、フランスではディズニーのプロデュースなどの子供用香水もあり、子供の頃から素敵な香りを身につけている子供もいます。
フランス発のさまざまなブランドの香水
フランスのTVでは、シャネル、ランコム、ディオールなど、一度は誰もが聞いたことがあるような香水ブランドのCMが多いのに驚かされます。日本の「kenzo」の香水もよくCMされています。
世界的に有名なフランスの香水と言えば「シャネル NO.5」が挙げられます。また、フランス国内生産「フラゴナール」は日本でも人気です。クロエなどの香水は若い人に人気です。また最近では、洋服ブランドの「Miu Miu」が初の香水を発売したことで話題になりました。今も日々新しい香水が生まれ続けています。
香水のストーリーを知って香水選びの参考に
香水は、作られたときのテーマや名前の由来がある物があります。例として、クロエの香水「ラブストーリー」は、パリの街の男女の恋愛がテーマなのだそうです。自分の香りを選ぶときに香水の作られたテーマや名前の意味も調べてみると驚きや発見があるでしょう。
ただ、香水を選ぶときは、年齢によって合う香水が違うので、若い人には若々しい香りを、成熟した大人になったらそれに似合う深い味わいのある香水を身につけると年齢相応の美が光るでしよう。
香水の本・映画
香水のテーマで有名な作品は「香水 ある人殺しの物語」でしょう。ドイツ人作家がフランスを舞台にして書いた小説ですが、ベストセラーなり、その後、映画化されました。
「パリの街は臭かった」という台詞と共に映画が始まりますが、蛙と呼ばれた汚い魚屋で生まれた醜い男が、香水の神秘に目覚め、ピュアな少女を殺し、そのエキスで世界中を魅了する香水を作る話です。
ひどいストーリーですが、世界を魅了する香水を作る過程や思考が、芸術的な感性を持った鬼才の男の人生として、かなり圧倒される作品です。音楽も神秘的な映画です。
まとめ
ある素敵なお話で「すれ違った人の香水の香りが、昔の恋人と同じ香りがして、別れた人の懐かしい姿を思い出した」というお話を読んだことがあります。香り一つで、思い出が蘇るほど、香りは人間の記憶に深く刻まれるものです。
香水はちょっとハードルが高いと思われる人は、香水よりも軽いオードトワレから試してみてはいかがでしようか?きっと、素敵な大人デビューになるでしよう。
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