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短期留学のメリットは?短期留学だからこそできたこと。ーーTHE RYUGAKU座談会Vol.3
海外には行ったことがないけれど、留学してみたい。大学のこともあるし、1年間は行けないけれど、長期休みを使って留学してみたい。第2外国語でせっかく言語を学んでいる国に行ってみたい。いきなり長期留学をするのは少し怖いから、短期留学をしてみたい。そんな方にお届けしたいのが、THE RYUGAKU編集部による第3回留学座談会。今回は短期留学を経験した2人の学生に来ていただき、2人のインタビュアーと計4人で、彼女たちの留学体験やそれまでの経緯について話しました。こちらの記事では、その座談会の様子をお伝えしていきます。
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広瀬さん
名称 | Московский государственный университет имени М.В. Ломоносова(モスクワ大学) |
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国・都市 | ロシア / モスクワ |
学校形態 | 大学 大学院 |
住所 | ул. Ленинские Горы, ГСП-1, Москва, ロシア 119991 |
電話番号 | +7 495 939-10-00 |
公式サイト | http://www.msu.ru/ |
口コミサイト | https://ablogg.jp/school/11727/ |
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大浦 彩(おおうら あや)さん / 早稲田大学2年
春休みを利用してカナダのビクトリア大学ランゲージセンターへ1ヶ月間の語学留学を経験。スウェーデンのヨーテボリ大学へ1年間留学予定。大浦さん
名称 | University of Victoria(ビクトリア大学) |
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国・都市 | カナダ / ブリティッシュコロンビア州 / ビクトリア |
学校形態 | 大学 大学院 |
住所 | 3800 Finnerty Rd, Saanich, BC V8P 5C2 カナダ |
電話番号 | (250) 721-7211 |
公式サイト | http://www.uvic.ca/ |
口コミサイト | https://ablogg.jp/school/6739/ |
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りほ&よしと 小久保 嘉人(こくぼ よしと)/ 横浜市立大学3年生
鈴木 莉帆(すずき りほ)/ 早稲田大学2年生
アブログインターン生
この記事ではインタビューワーを務めさせていただきます。
ちょうどいい長さ、興味はあったけど知らなかった国へ
りほ:みなさん、今日はお集まりいただきありがとうございます。早速留学の話を聴いていきたいと思います。皆さんの留学のきっかけは何だったんですか?
広瀬:第2外国語でロシア語を履修しているのに、ロシアのことを知らなかったことです。そんな時にちょうど大学の留学フェアに参加したんですね。そこでロシアの3週間の短期プログラムを見つけて。3週間だしちょうどいいな、ロシアでの生活を体験してみようかな、と思いました。
よしと:そもそも第2外国語でロシア語って珍しいと思うんですけど、どうしてロシア語なんですか?
広瀬:親がロシア語を専攻していて、家でも親が時々サンクトペテルブルクの話とかしてて…そのせいか無意識にロシアに興味があって、ロシア語を選択しました。
長期留学の前に英語を鍛えたかった
よしと:大浦さんはどうして短期留学を決めたんですか?
大浦:私は今年の夏から、スウェーデンへの長期留学を予定しているんです。それなのに、短期留学に行くまで一回も海外行ったことがなくて…初めての海外でいきなり一年間行くのは怖いので、短期留学で海外を体験しておきたいと思いました。
りほ:カナダを選んだのはどうしてですか?
大浦:長期留学を予定しているスウェーデンが英語圏ではないので、初めは英語圏に行きたいって思って。大学の留学フェアに参加して、カナダのビクトリア大学の付属のランゲージセンターへの語学研修プログラムを見つけました。
よしと:数多くある中からビクトリア大学の語学留学プログラムを選んだのはどうしてですか?
大浦:一番授業時間が長くてビシバシ鍛えられるところだったので、ここで頑張ろうと思いました。
カナダで見つけた物乞いとノンステップバス
りほ:大浦さんは初めての海外ってことで、驚いたこととかありましたか?
大浦:物乞い。カナダで物乞いしてる人がいるんだってだけでも驚きだったのに、おじいさんおばあさんだけでなく、若い女の人や車いすに乗った人が物乞いをしていること、その数がすごく多かったことに衝撃を受けました。バンクーバーでは信号ごとに物乞いの方がいたし、ビクトリアでも日本に比べるとすごく多かったです。
でも逆に、良かった驚きもあります。ビクトリアのバスが全部ノンステップバスで、高齢者の方、ベビーカー、車いすが乗る時に段差なく乗れるんです。周りの人も気を使って、車いすが動かないように何気なく金具を留めてました。さりげなく手伝って「Thank you」みたいな感じ、日本ではあまり見られないじゃないですか。だから、そういう気遣いを普通にしてるビクトリアの人々の雰囲気が、いいなって思いました。
優しくフレンドリーなロシア人
りほ:広瀬さんは、短期留学に行く前のロシアのイメージと変わりましたか?
広瀬:ロシアって正直怖いイメージだったんですけど、人々はすごい優しいし、平和なんですよ。
クルーズ船で乗り合わせたロシア人の老夫婦が、私のオレンジジュースのお金を少し出してくれたりとか。優しいですよね。
普通に道を歩いていても、「どこから来たのー?」って聞かれて「日本から」って言ったら、「わたしは○○よ、よろしく」って握手求められたりしました。
担任の先生も優しくて、プログラムが終わってから1日モスクワ観光に連れてってくれました。きれいな通りを見せてくれて、デパートやおすすめの店に連れて行ってくれました。
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悔しさをばねにロシア語を勉強
りほ:短期留学を通して成長したポイントはありますか?
広瀬:もっとロシア語勉強したいなって目標ができたことです。ロシア人とロシア語でコミュニケーション取れるようになりたいなって思いが強くなりました。現地の人が親切にしてくれても、ロシア語でちゃんとした会話ができなかったのがもったいないなっていうか、悔しくて。だから帰ってきてからロシア語能力検定試験3級を取ったんですけど。今は2級を目指しています。
全員:すごーい!
よしと:もうロシア語マスターですね!今後またロシアに行く予定は?
広瀬:まだ具体的にはないんですけど、いつかまた絶対行きたいなって思ってます。リベンジ果たしたいって気持ちがあります。
ネイティブに話す英語と、日本人に話す英語は違う。
よしと:大浦さんは、短期留学をしてから何か変わったと思いますか?
大浦:長期留学に行く前に自分に足りないものがわかってよかったです。英語をもっと頑張らなきゃって思えて、勉強へのモチベーションも上がったし。
よしと:そこらへんなんか目標設定とかしたんですか?
大浦:とりあえずいっぱい話そうって決めてました。長い春休みずっと日本にいて2か月英語を話さなかったらなまっちゃうと思って。
りほ:実際現地の人と話してみてどうでした?
大浦:意外と英語が通じたなって思ったんですけど(笑)それでもネイティブと同じようには話せないなって思いました。もっと英語を話せるようになったらなって…意外と通じるのは、「日本人だからしょうがない。わかってあげるよ」ってとこがあるので。今度長期留学に行くときは、そんなのなしで、もっと厳しい環境に置かれるので、英語へのモチベーションが上がりました。
あとは、ビクトリアってアジア系の移民が多いので、留学生としてではなく、現地人と思って話しかけられることもあるんですね。すごい早口で「次のバス何時?」って聞かれたんですが、行き先が聞き取れなくて、えっと…ってなってしまいました。道を聞かれても、やっぱり英語が早いなって感じました。日本人と思って話しかけられる英語と、普通にネイティブが話す英語って違うじゃないですか。そういう経験して、やっぱり英語もっと勉強しなきゃって思いました。
短いからこそ、イメージを掴むいい機会
よしと:短期留学だからこそのおすすめポイントはありますか?
広瀬:3週間から1ヶ月くらいという短い期間なので、どんな国なのかあまり知らなくても、知るために行くことができるところですね。長期留学に行く前に、こんなはずじゃなかった、こんないい国だったんだ、というようなイメージをつかむことができる。私の場合、よくわからないけど怖いイメージのあったロシアが、優しい人たちのいる場所に変わりました。いきなり長期留学だとそういうことができないですよね。
短期留学は、やりたいことが全部でき、気軽に挑戦できる機会。
りほ:これから短期留学をする人へのメッセージをお願いします。
大浦:短期だからこそ集中して目標達成ができます。3週間しかないから「今やんなきゃ」って思うから、やりたいことが全部できたかなって思います。
広瀬:比較的気軽に行けるのもいいところです。英語にしろ、第2外国語にしろ、自分の力を試す、すごくいい機会だと思うんですよ。だから挑戦してみたいなっていう気持ちがあるなら、どんどん行ってほしいなって思います。
まとめ
数週間~1ヶ月の短期留学は短いけれど、だからこその良さもあります。長期留学の準備として、イメージ掴みの経験として、と短期留学をする理由は人それぞれ。自分に合った形を作り、気軽に行けることは短期留学のメリットですね。
留学座談会第3回には、番外編もあります。短期留学中の生活について気になる方はコチラへ。 短期留学の生活とは!?気になる留学生活、お見せしますーーTHE RYUGAKU座談会vol.3<番外編>
広瀬 智美(ひろせ さとみ)さん / 早稲田大学3年生
第2外国語でロシア語を学び、夏休みを利用して3週間、モスクワ大学付属の語学学校へ留学を経験。